Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

【特集】終末期患者もコロナ禍で面会制限...増える「在宅医療」 家々に訪問続ける医師の思いは

配信

MBSニュース

医療の現場で奮闘しているのは、新型コロナウイルスの患者を受け入れている病院の医療従事者だけではありません。今、コロナウイルスの影響で、入院から「在宅医療」に切り替える人が増えているといいます。自宅で人生の最期を迎えると決めた患者たちの命と向き合う医師を取材しました。

“オフィシャルじゃない感じ”で訪問

大阪府枚方市で診療所を構える大越猛院長(44)。医師ですが、白衣には着替えません。 「在宅というのは患者さんにとって一番穏やかに過ごせる。見た目はラフなオフィシャルじゃない感じで伺って、お家の方と同じような雰囲気でお話させていただくというのを大事にしていますね。」(大越猛医師) 大越医師らの専門は、通院が困難な患者の自宅に赴く「訪問診療」です。

この日、大越医師が訪ねたのは、枚方市に住む河邉武美さん(83)宅。河邉さんは、次第に全身の自由が利かなくなる神経の難病「多系統萎縮症」を患っています。    (大越医師)「どうですかね。その後調子の方は?」    (河邉さん)「腰が…。」 (妻・左和子さん)「今ちょっと腰が痛いと言っています。」    (大越医師)「そうですか。」      河邉さんはリハビリのため介護施設に通っていますが、やはり、施設で新型コロナウイルスに感染してしまうのではないかと心配しています。 (妻・左和子さん)「この時期で、コロナ流行っているので、私も心配になって。ちょっとお休みさせてもらおうかなと思って。」    (大越医師)「デイサービス自体は開いているけど?」 (妻・左和子さん)「開いているんですけど、やっぱり…。」    (大越医師)「枚方のデイサービスではコロナの方が出たとかは聞いていないですけどね。」 (妻・左和子さん)「(感染者が)どこかにいてはるんやろうなと思ったら、心配になってきて。」 患者やその家族が抱える不安を取り除くことも訪問診療の大きな役割だと考える大越医師は、河邉さんに訪問型のリハビリに切り替えて大好きな畑仕事を続けて欲しいと提案しました。 (大越医師)「畑では感染しませんから。行ってください。」

【関連記事】