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住宅2割修理進まず 館山市、道路・河川は半数以上 房総半島台風1年

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千葉日報オンライン

 安房地域を中心に千葉県内で甚大な被害が出た房総半島台風(台風15号)から1年を迎えるのを前に、館山市は市内の復旧状況を明らかにした。「半壊」以上の家屋を所有者に代わって解体・撤去する「公費解体」はほぼ完了した一方、2割を超える住宅で応急修理が進んでいなかった。市道や河川の修理も半数以上が終わっておらず、復興には長い時間がかかる見通し。  台風15号は昨年9月9日に上陸し、館山市では最大瞬間風速48・8メートルを観測。市内のほぼ全域が一時停電したほか、市内の70代女性が災害関連死に認定された。台風19号を含めた一連の台風被害による災害廃棄物は約8800トンに上った。  市によると、これまでに公費解体について140件の申請があり、うち138件が完了。一方、住宅の応急修理は今年7月末までに申請があった3867件のうち、968件で見積もりが完了していなかった。市道や河川の修理についても、本格的な工事が進んでいるのは69件中27件にとどまっている。  応急修理が進んでいない状況に金丸謙一市長は「技術者不足に加え、地元の信用できる大工への依頼が集中し、見積もりが進んでいない」と分析。今後の災害対策については「不安だらけだが、台風をなくすことはできない。避難所はついたてなどで『3密』を避ける対策を強化し、次の台風に備えたい」と述べた。

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