Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

能登ヒバ除菌剤人気 新型コロナで注目

配信

北國新聞社

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、除菌や抗ウイルス作用があるとされる石川県木「能登ヒバ」(アテ)から作った除菌剤の人気が高まっている。住宅建材の製造、販売を手掛ける加賀木材(金沢市)が生産過程で出る残材から作っており、3月の売り上げは前年同期比の7倍となる見通し。全国的に消毒液や除菌グッズの需要が高まる中、県産木材に思わぬ注目が集まっている。

 売り上げが伸びているのは、能登ヒバから抽出したエキスで作る「エッセンシャルウオーター」。アルコールや化学成分を使わないスプレータイプで、肌が敏感な子ども向けやホテルの消毒液などとして、国内で感染者が増え始めた2月上旬以降、全国から注文があるという。

 加賀木材によると、能登ヒバに含まれる成分「ヒノキチオール」には抗菌や防虫効果があるとされる。日本食品分析センター(東京)などが実施したインフルエンザウイルスに対する効果試験では、3時間後に感染能力を98%減らす効果が確認された。

 加賀木材は、能登ヒバの住宅建材としての活用を進めており、志賀町に木材加工の自社工場を持つ。建材を作る際に出る端材で除菌剤やクッション、積み木などの商品を展開し、自社が運営するカフェ「ノトヒバカラ ベーカリー」や通信販売などで取り扱う。

 能登ヒバのオイルを入れ、香りを拡散する装置「アロマディフューザー」の売り上げも好調という。同社の横内海仁執行役員は「石川ならではの能登ヒバの魅力をもっと広めたい」と話した。

北國新聞社