DeNA・伊藤光［写真＝萩原孝弘］

　DeNAが巨人に惨敗。この日の敗戦で、今シーズンのリーグ優勝の可能性は、完全に消滅した。 　DeNA先発のアンソニー・ケイは、初回から不運なヒットに味方の不味い守備にも足を引っ張られ、初回と2回続けて3失点で2回途中で降板。DeNA打線も2回、宮﨑敏郎のホームランを号砲に反撃を開始し、3回には宮﨑敏郎・桑原将志・伊藤光の3者連続タイムリーで2点差とし巨人先発の山﨑伊織をKOした。しかし後を継いだ上茶谷大河と森唯斗がともに3点ずつ失うと、打線も意気消沈。4－12のトリプルスコアで惨敗を喫した。 　26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏は「今日はアンラッキーな部分はありましたけど、やっぱり初回のこのホームゲッツー。これをしっかり取れていれば1点で済んでるんですけど」と初回の1死満塁で、坂本勇人のピッチャーゴロでホームゲッツーを狙いながらも、この日マスクを被った伊藤光のファーストへの悪送球に苦言。 　解説として出演した平松政次氏は「伊藤は送球は非常にうまいんですよ。だから何かこう、投げづらかったんじゃないかなというところはありますけど…。そういうところが間の悪い時は繋がっていきますよね」と解説すると、もう一人の解説者の谷沢健一氏も「ちょっと焦りましたね。もう少し内野側に1、2歩寄ってから、角度をつけて一塁へ投げる。ちょっとランナーと重なるような投げ方してるから送球もぶれますよね」と冷静なプレーを求めた。 　ベテランキャッチャーのあり得ないミスが響き星を落としたDeNA。負けられない戦いの最中だけに、ひとつのプレーが命取りになることが如実に現れてしまったゲームだった。 ☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』