「世界の人が家族のような存在になることが夢」バングラデシュで学校や街づくりを支援 NPO法人代表・原田夏美のターニングポイント
県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったそのとき、どのような思いや決意があったのか。第105回のストーリーは青森市出身でNPO法人代表 原田夏美さん。 【画像はこちらから】NPO法人代表・原田夏美のターニングポイント 現在、NPO法人チョトベラを設立し、バングラデシュの少数民族が住むチッタコンで、寄宿舎小学校の運営や進学の支援を中心に活動している。 ■好奇心旺盛な子どもで父親と様々な場所へ 好奇心旺盛な子どもだった原田さんは、父親に様々な場所へ連れて行ってもらった。 原田夏美さん 「キャンプとかお祭りとかは全部父と参加して、父がいろいろな世界を見せてくれて、青森県内は行った所がないぐらい」 やりたいことが明確ではなかった高校時代。ネガティブな自分には、広い視野が必要だと思った原田さんは、卒業後思い切って上京する。 ■様々なアルバイトを経験して… 原田夏美さん 「…本当にいろいろなアルバイトを経験しました。その中でも今の自分にもつながっているようなものの例が、オリエンタルランド、あとは撮影現場のアルバイト」 アルバイトでエンターテインメントの世界に興味を持ち、撮影現場を体験したことで映画作りという夢を持つようになった。 そして行動する…。 ■24歳で大学入学 バングラデシュへ 原田夏美さん 「青森から出て世界が広がったけど、でも現実よりもフィクションの方が素晴らしい世界な気がして」 原田夏美さん 「大学に入って2年生の時、進級課題がドキュメンタリー制作だったんです。自分で誰か1人の人間を選んで、その人についての10分のドキュメンタリーを作らなくてはいけなくて。 誰を撮ろうかなと思って、東京に出てきてから一番仲良くなったお姉さん的な友人にそれを話したら、その彼女が『バングラデシュに一緒に旅行に行こう』と。 彼女はバングラデシュに用事があったのですけど、『旅行兼大学の課題も一緒にやろうよ』ということで、バングラデシュに大学2年生の時に行きました」 当時は課題の撮影のためだけに行っていたバングラデシュだったが、もっと自分らしいものを制作したいという気持ちから、就職後にバングラデシュへ再訪。 その時に知ったのが、チッタゴンの少数民族だった。
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