『ドラゴンボールDAIMA』関智一の“コミカルな声色”に驚き 魔人クウの実力はいかに?
ドクター・アリンスと大魔女マーバによって生み出された魔人クウとタマガミ・ナンバー・ワンのバトルから幕を開けたTVアニメ『ドラゴンボールDAIMA』(フジテレビ系)第10話「ウナバラ」。魔人ブウを超える強い魔人の実力が見られると思いきや、予想外の結末に視聴者からは驚きの声が上がった回となった。 【写真】ベジータ以外の男となにやら楽しげなブルマ ドラゴンボールを手に入れるため、アリンスに見守られながら魔人クウはタマガミ・ナンバー・ワンに勝負を仕掛ける。前回の登場シーンからするにかなりの強さを誇る魔人が誕生したかと思ったのだが、魔人クウの攻撃はタマガミ・ナンバー・ワンには一切通用しない。挙句の果てには、背中を掴まれて放り投げられてしまう始末。その姿はあまりにも滑稽で実にドラゴンボールらしい面白さがあった。 だが、ここで負けるわけにはいかない魔人クウが口から光線を放つと、タマガミ・ナンバー・ワンに直撃。勝負あったかと思われたが、一切傷一つ見られないタマガミ・ナンバー・ワン。魔人クウが弱いだけなのか、それともタマガミ・ナンバー・ワンが強すぎるのか。当初の触れ込みはダーブラですらも勝てない実力の持ち主だったはずで、タマガミ・ナンバー・スリーと互角以上にやり合った悟空が強すぎるという見方が正しいのかもしれない。 タマガミ・ナンバー・ワンの圧倒的な強さに恐れおののく魔人クウ。敵わないと知った魔人クウは真顔で「参りました。失礼します!」と降参する。前回の関智一の声から察するにかなりクールな役かと思っていたが、それを裏切るほどのコミカルで小狡いキャラクターとなっており、いい意味で驚きがあった。関の表情豊かな声色がこれからも聞けそうでとても楽しみだ。
ハイビスの発言にあたふた、ベジータが見せた“意外な一面”
一方で、第2魔界へと到着した悟空たちはゴマーが差し向けた憲兵隊の襲撃にあう。しかし、機転を利かせた悟空が憲兵隊の飛行機を破壊。ピンチを脱したかに思えたが、低空飛行を続けていた悟空たちの飛行機がクラーケンに捕まってしまうのだった。悟空たちは飛行機から脱出することができたものの、ドラゴンボールを取りに戻ったパンジが絶体絶命の危機に。すかさず悟空が救出に向かい事なきを得たが、飛行機は破壊されてしまった。 第2魔界にあるナメック星人の生まれ故郷へと到着した悟空たちはベジータたちと合流。そこで界王神から宇宙の成り立ちとグリンド人の悲しき過去が明かされる。宇宙で最も偉い存在である超魔人・ライムスが宇宙を創り、グリンド人の中から何人かを宇宙の監視員として派遣した。そこでグリンド人の先祖の多くはライムスの近くの星へと移住。その頃、ワープさまを使って魔界と宇宙を自由に行き来していたが、宇宙人を警戒した先々代の大魔王アーブラによってワープさまの利用を制限されてしまったという。それに反発したグリンド人の多くが宇宙へと脱出し、現在に至る。回想シーンではお馴染みの界王神の姿も映し出されており、今後ドラゴンボールファンの心をくすぐる展開も待ち受けていそうだ。 余談にはなってしまうが、飛行機の中でのベジータとハイビスのやり取りが面白かった。ハイビスがブルマを気に入ったのか、「俺の彼女にしてやろうか」と発言。それに対してベジータがあたふたしている姿がかわいらしかった。この先も大人ベジータでは見られなかった意外な一面が明かされていきそうだ。 さて、第2魔界にあるドラゴンボールを手に入れるために、目的地へと出発した悟空たち。だが、その光景を見つめる怪しいナメック人の姿も映し出された。果たして、敵か、味方か。次々と新キャラクターが登場する展開に目が離せない。
川崎龍也