〔米株式〕ダウ反落、248ドル安=雇用統計待ち、ナスダックも安い(5日)☆差替
【ニューヨーク時事】5日のニューヨーク株式相場は米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが広がる中、利益確定売りが出て反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比248.33ドル安の4万4765.71ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は34.86ポイント安の1万9700.26で引けた。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3696万株増の9億8621万株。 市場関係者は今後の米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策方針を見極めるため、11月の米雇用統計が6日に発表されるのを待っている。 この日は前日に主要な米株価指数が最高値を更新していたため、利食い売りも出た。ダウ銘柄では、前日急伸したセールスフォースは1.8%下落。ハネウェル・インターナショナルは1.5%安、エヌビディアは0.1%安だった。 また、ユナイテッドヘルス・グループは5.2%安とダウ平均を押し下げた。前日に傘下の保険部門トップが銃撃され死亡した。 一方で、3Mは2.2%高、マクドナルドは1.5%高、マイクロソフトは1.2%高だった。 米労働省が朝方発表した新規失業保険申請(11月30日までの1週間)は22万4000件と前週比9000件増加。市場では「予想を大幅に上回る伸びではなかったので、あまり材料視されなかった」(日系証券)と指摘する声が聞かれた。