油断大敵!実は鍋も太る!「食べ方で変わる」鍋事情教えます
A:お椀2~3杯を目安に。〆の雑炊は翌朝に持ち越して
まず気をつけたいのが、食べる量。肉や魚などは、ひとりあたり1食80~100gが目安。あくまでもざっくりとした目安にはなりますが、鍋の具を満遍なくとって2~3杯で、その量に達すると考えられ、それ以上は、食べすぎ。野菜ばかり食べているつもりでも意外と肉や魚もしっかりと食べていて、想像以上に脂肪分を摂ってしまいがちです。 そして、〆の雑炊も見直しポイント。米が汁をたっぷり吸い込んでしまうため、これを全部食べると塩分過多。できれば、翌日の楽しみに取っておく方がベターです。 そのほか、鍋のポイントをまとめると。 ●市販の鍋の素は、塩分量が高いものが多いので要注意。塩分控えめタイプを選んだり、スープをゴクゴク飲むのは避けると◎。 ●辛みのあるものやスパイス系は代謝アップ効果が高いので積極的に摂って。 ●つけダレでオススメなのはポン酢。柑橘系の酸味がある分、塩分がおさえられています。大根おろしと合わせれば、消化を助けてくれる酵素も摂れてベター! ●野菜はなるべく色が濃い、ほうれん草などの緑黄色野菜を。代謝を促すビタミンBなどの栄養素を豊富に含みます。 ●キノコ類など、糖質の吸収を緩やかにする食物繊維が豊富な具材も◎。 ●逆に気をつけたいのは、ネギ。ほんのり甘いのは糖質を含んでいる証拠。含有量が意外と多いので、食べすぎに注意です。 ●牛肉や豚肉は、脂肪の摂りすぎを避けるために、赤身のものを。オススメはもも肉>ロース>バラ肉の順。バラ肉は美味しいですが、やはり脂肪が多いので要注意。 ●鶏もも肉は皮だけではなく、クリーム色の脂肪部分もとると◎。これによって、カロリーが約半分になります。 ●魚介に含まれる油は、カラダにいいので積極的に。ただし1食あたり80~100gを目安にしましょう。
◆先生からのアドバイス
野菜たっぷりだから太らないというのは、間違い。食べる量を意識しながら、食材選びにも注意して、美味しく満たされてください! ビビ子 私はヘルシーと名高い鍋料理でいつもうっかりシメのうどんやリゾットを食べ過ぎて激太りする、そんな冬を毎年過ごしているワ★ ---------- illustration/Pantovisco
講談社 ViVi