「大量離職」の原因! チームに悪影響を与える「ダメ社員」4タイプ
「チームの人間関係が健全であれば、職場に満足できる」と誰もがわかっています。 科学によれば、円満なチームのほうが生産性と効率が高く、チームメンバーは一緒にいる時間が長い傾向にあり、そうした人たちが働く会社のほうが成功しているのです。 アトラシアンでは、「チームの現状」という調査を実施。チームの健全性を評価し、チームが力を発揮する条件をリサーチしました。 その結果明らかになったのは、企業文化やチームの健全性を内部から破壊している可能性のある犯人の4つのタイプでした。協働と創造性を台無しにすることだけを目的とした妨害者たち。確かに、恐いと感じるでしょう。 しかし、解決策は必ずあるのです。
1. 周囲に悪影響を及ぼす人
働く人たちの26%が「自分のチームには周囲に悪影響を及ぼす人がいる」と答えています。これは今日存在するチームの4分の1に相当します。 このように周囲に悪影響を及ぼす人たちは、チームの士気を低下させる害のある態度をとります。責任を回避し、対人関係の規範に違反して、他人のアイデアを失敗させるのが楽しくてわざと難癖をつけるふりをします。 では、どうしたら良いのでしょうか。まず、自分のチームを評価しましょう。 各個人をよく見て、彼らが何に貢献しているかだけでなく、その取り組み方を理解しましょう。 私はリーダーの方々に対して「社員同士、自発的に一緒に仕事をしていますか? それとも可能な限り避けていますか」と尋ねます。 そこからリーダーは、チームメイトが期待する働き方が見えてきます。 腐ったみかんのように周囲に悪影響を与える存在ほど「大量離職」の引き金になるものはありません。辞めていくのは、優秀な人たちです。残された職場は、品質の良い果物のなくなった果樹園のような場所になってしまうでしょう。
2. 松明(たいまつ)のような人
コロナ禍で、この6カ月間で燃え尽き症候群(バーンアウト)の症状を訴える傾向が著しく強くなっています。回答者の28%が症状を訴えるようになりました。 長時間労働のストレスやパンデミックによる不安は、多くの働き手にとって依然として問題となっており、こうした人が皆さんの会社にも思った以上に存在している可能性があります。 中には、ワークライフバランスについて得意げに語りながらも深夜や週末の依頼には対応を期待するような、悪い状況をさらに悪化させている管理職もいます。 では、どうしたら良いのでしょうか。 管理職ならば、直属の部下に気持ちの入り混じったサインを送っていないかどうか、考えてみてください。ワークライフバランスの改善を提唱する時、本心からそう思っていますか?時間をとって、パンデミックとそれによる大混乱が自分のチームメンバーの生活にどのような影響を与えたかを理解し、理想的な一週間の労働時間を設計するのを手助けしましょう。 オフィス勤務と在宅勤務のバランスがとれていて、チームの協働と個人的な関心事に十分な時間が確保できるものにする必要があります。