有酸素運動と筋トレの効果が同時に得られる!?「ローイングマシン」を使うべき理由
体の筋肉の85%を使うローイングマシン(別名エルゴメーター)のメリットは広く知られているけれど、最近はファッショナブルなマシンの登場で、その存在が薄れている。 【写真】カロリーを最も多く消費する!おすすめのエクササイズ10選 ランニングマシンと共に昔からあるローイングマシンは、姿勢の改善や下半身の引き締めに効果的。だから1870年代(事実)に誕生してから、需要が一向に衰えない。 レジスタンストレーニングと有酸素運動を融合させたローイングマシンは、家にあると非常に便利。 スタミナと耐久力の向上にも使えるし、インターバルトレーニングで一汗かくためにも使える。 それでは早速、ローイングマシンのメリットをイギリス版ウィメンズヘルスより詳しく見ていこう。 ※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
1.ローイングは全身運動である
腕と脚しか使われていないように見えるかもしれないけれど、ローイングマシンジム『City Row』の副社長で初代インストラクターのアニー・マルグルーいわく、ローイングマシンは体の筋肉の85%を使わないと正しく漕げない。 「ローイングでは脚、腕、背中、体幹の主要な筋肉が全部アクティベートされて、筋力と有酸素能力の両方が向上します」。そう、このマシンを使えば、筋トレと有酸素運動の両方が一度にできる。
2.衝撃が少ないのに強度が高い
「ローイングマシンでは、衝撃を最小限に抑えながら好きなだけ強度を上げられます」と話すのは、フィットネスジム『The Engine Room』の創設者でヘッドトレーナーのクリス・ヘロン。 「ランニングマシンで長く走りすぎたり、速く走りすぎたりして、足首とヒザを痛める人は後を絶ちません」 ローイングマシンなら、関節に余計な衝撃を与えることなくランナーとしての能力を高めていける。
3.筋肉痛を悪化させない
有酸素運動と筋トレで下半身を引き締めたいのに、筋肉痛で続かない? ローイングマシンなら、筋肉痛を恐れることなく週に何度も心拍数が上げられる。 筋肉痛になりにくいのは「ローイングマシンがエキセントリックな動作ではなく、コンセントリックな動作を必要とするからです」とヘロン。コンセントリックな動作では、筋肉が縮むタイミングで筋肉に負荷がかかる。 逆にエキセントリックな動作(スクワットなど)では、筋肉が伸びるタイミングで筋肉に負荷がかかるため、筋組織が分解されて、新しい筋組織が作られる(このプロセスが筋肉痛のもとになる)。