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「銀河系には少なくとも36の知的文明が存在する」…ただし交信するには数千年かかりそう

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BUSINESS INSIDER JAPAN

我々の銀河系(天の川銀河)には、いま現在、少なくとも36の知的生命体による文明が存在しているとする研究が新たに発表された。 【全画像をみる】「銀河系には少なくとも36の知的文明が存在する」…ただし交信するには数千年かかりそう この研究では、通信技術をもつ文明の存続期間が100年と仮定されている。もしその期間が100年よりも長ければ、もっと多く、数百にのぼる地球外文明が存在している可能性がある。 地球外生命体の探索は、人類の文明の存続可能期間を知る手がかりになる。ただし、宇宙空間をまたいでそうした文明と交信するには数千年という時間がかかるだろう。 我々が住む宇宙には、地球外生命体がひしめいているかもしれない。そして理論上は、そのうちのいくつかは、遠く離れた星と星とのあいだで通信を交わせるハイテク文明を築いている可能性がある。 イギリスのノッティンガム大学の研究チームが6月15日付で学術誌「アストロフィジカル・ジャーナル(Astrophysical Journal)」で発表した最新研究によれば、我々の銀河系だけでも、少なくとも36のエイリアン文明が存在しているはずだという。 しかも、36という数字は一番少ない予想だ。そしてこの数字は、知的文明は平均して100年間しか宇宙で通信する能力を持てる期間がないとして算出された。 100年という前提条件は、これまで人類が衛星やTVなどの無線通信を使用してきた期間をもとにしている。無線通信が宇宙空間へ送り出す電波は、別の星の生命体によって検知される可能性がある。通信能力をもつ文明が100年よりも長く存続できる場合は、銀河系のあちらこちらで数百の文明が活動していてもおかしくはないという。 ノッティンガム大学の研究チームは、別の惑星上で通信能力をもつ知的生命体が生まれるまでには、地球と同様に、50億年ほどかかると仮定した。その上で、太陽型の恒星の軌道をまわる地球型の惑星の数をもとに、銀河系で形成される可能性のある文明の数をはじき出した。 知的文明は、銀河系全域で絶えず生まれては、しばらくのあいだ無線信号を宇宙に送り出したあと、やがて消滅して沈黙しているのかもしれない。いま現在、どれだけの数の知的文明が活動しているかは、そうした文明の平均的な存続期間によって変わる。 地球外にある知的生命体の文明を探し、現在の銀河系全体で活動している知的文明の数を知ることができれば、人類文明がどれだけ長く存続できるのか、その可能性を探る手がかりになり得る。 「知的生命体があちこちに存在しているのであれば、人類の文明もこれから先、数百年よりもっと長く生き延びられる可能性があると考えられる」 ノッティンガム大学の天体物理学教授で、この研究を主導したクリストファー・コンセリス(Christopher Conselice)はプレスリリースでそう述べている。 「逆に、銀河系に現役の文明が存在しないことがわかれば、人類の長期的な存続にとっては悪い知らせと言えるだろう」

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