市立小学校に自動採点システム本格導入へ 福島県会津若松市教委 行仁小で授業公開 反復学習に効果
福島県会津若松市教委は2025(令和7)年度、市立小学校に自動採点システムを本格導入する方向で検討している。システムを試験的に取り入れている市内の行仁小で授業を公開した。 システムは、ベネッセコーポレーション(本社・岡山市)が開発したタブレット学習ソフトの新アプリ。市内の行仁小、城西小を含む全国の学校で実証利用が進められている。 テストは端末上で実施するCBT形式で、単元ごとに問題を収録している。短時間で一括採点できるため、授業中の速やかな振り返りや反復学習に役立つほか、教員のテスト作成や採点の負担軽減に期待できるという。 この日は6年生の算数の授業を公開した。テストを実施した後の採点結果を受け、教員が正答率の低かった問題を取り上げ、児童が理解を深めた。 市教委は2026年度にも、市立中学校でのシステム導入を検討している。 (会津版)