「費用1万円以内」で「作業時間も2時間以内」! 軽バンを「車中泊仕様」にDIY
軽自動車の箱バンは、ソロもしくは二人旅での車中泊に人気だ。筆者もホンダバモスで車中泊をすることが多いが、一つ気になっていたことが、後部座席がフルフラットと表示されながら、実は微妙にフルフラットではない点。厚めのシートを敷いても微妙な段差や金具が邪魔になり、安眠できないという悩みがあった。 ■【画像】DIY初心者でも2時間で完成! 軽バンを完全フルフラットにする手順 そこで、この「微妙にフルフラットではない」点を、DIYで改善することを決意。今回はDIY初心者の筆者でもできた、簡単な車内フルフラット化方法を紹介する。
■事前準備
まずは材料。今回床材にはラワン合板を使用した。 合板のサイズは決まっており、どれも「約910mm×1820mm」。あとは好みの厚さを選ぶ必要があるが、筆者は12mmをセレクトした。また、合板だけではササクレでの怪我の心配があったため、クッションフロアを使用。なお、板よりも大きめのサイズで購入しておくことがポイントだ。クッション性を求めたい方は、クッションフロアよりも費用はかかってしまうが、耐アルコール切売レザーを使用するものオススメ。自動車のシートに使用するような部材で、より快適に過ごすことができる。 次に車内の計測。車内をフラットにした状態で計測すると、右後部座席の幅が540mm、左後部座席は610mm、荷物スペースは1210mmで、トータルの大きさは、「全長1820mm×幅1210mm」となり、合板が計2枚必要なことがわかった。カットして余った端材は床板の高さ調整に利用した。 なお、ホームセンターでのカットは有料の場合が多いが、早くて仕上がりもきれいなのでおすすめ。 次に必要な道具の準備。今回使用したのは、ハサミ、タッカー、ボンドのみ。タッカーは板にも使えるホッチキスのようなもので、100均でも手に入る。これで全ての準備が完了だ。
■簡単2ステップ! 取付作業
作業は2工程だけ。まず、板より大きめにカットしたクッションフロアを、板にタッカーで貼り付ける。 次に端材、半分に切った端材をそれぞれ3本づつにまとめてボンドで固定これで準備は完了だ。 端材は段差と金具をかわすため、床板の下に使用した。 なお、今回は使用しなかったが、板の上に「ウレタンロール」を敷きボンドで固定し、その上に「耐アルコール切売レザー」をかけ、タッカーで固定するとクッション床になるので試してみてほしい。