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FIA-F2:佐藤万璃音、ムジェロで待望の初ポイント。「まだ8位だが得点は嬉しい」

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オートスポーツweb

 2019年、ユーロフォーミュラ・オープンで日本人として17年ぶりにチャンピオンに輝き、2020年はF1直下のFIA-F2にトライデント・レーシングから参戦している佐藤万璃音。9月11~13日にイタリアのムジェロで行われた第9ラウンドでは、レース2で8位フィニッシュ。待望の初ポイントを獲得した。 【ムジェロでの佐藤万璃音の走り】  神奈川県横浜市出身の佐藤万璃音は、長年ヨーロッパでステップアップを果たしており、多くのF1を狙うライバルたちと切磋琢磨してきた。2019年、激戦のユーロフォーミュラ・オープンでチャンピオンを獲得すると、それを手土産に、いよいよ多くのF1ドライバーが通ってきたFIA-F2参戦を果たした。  今季、トラブルなどに泣かされ続けてきた万璃音だが、迎えたムジェロはフェラーリのお膝元であり、このレースはフェラーリF1参戦1000戦目を祝う記念すべき大会。FIA-F2も過去にこのサーキットでのレース開催はなく、誰にとっても初めてのチャレンジという戦いとなった。  そんなレースで、金曜のフリープラクティスから万璃音はマシンの手応えを感じていた。走り出しからマシンのバランスが良く、何度かタイミングボードのトップに立つタイムをマーク。最終的にトップと0.494差の1分31秒968をマークし、今シーズンのベストリザルトとなる6番手でフリー走行を終えた。  午後の予選はまだ暑さの残るコンディションでのスタート。万璃音はプラクティスのセットをベースにスターを切るが、F1の走行後でコンディションが変化。1回目のアタックで16番手、2回目のアタックではタイムアップしたものの1分31秒131で17番手にとどまった。ただ、F1テストドライバーでもあるチームメイトには今回も僅差で勝ち、チーム内での存在感を高めた。  9月12日、土曜日のフィーチャーレースはソフトタイヤでスタートしたマシンとハードタイヤでスタートしたマシンのそれぞれの戦略が交差し、レース後半まで息をのむ展開となる。レース終盤、1台のマシンが白煙を上げ止まり、VSC(バーチャルセーフティカー)が導入されるが、マシン回収に時間がかかり、24周目にはセーフティカーに切り替えられる。このタイミングでタイヤ交換を行うドライバーも現れ、レースはさらに混沌とした。  27周目にレースが再開すると接触が多発。すぐに二度目のSCが出され、31周目にリスタート。最後まで激しいレースが続くなか、万璃音は14位でチェッカーを受けた。  9月13日、日曜日に開催されたスプリントレースでは、万璃音は14番手からのスタート。素晴らしいスタートを決め、1周目に3台を抜いて11番手でコントロールラインを通過。さらにペースを上げて上位を狙う。  16周目、トップ争いで接触が起き、VSCが出されるが、11番手を走る万璃音はタイヤ交換のギャンブルに出た。17周目にVSCが解除され、万璃音は14番手でレースを再開すると、トップグループよりも速いタイムで周回を重ね、21周目には8番手までポジションをアップ。前を行くマシンより毎ラップ4秒も速いペースで周回を重ね、8位でゴール。チームメイトも10位完走を果たし、トライデント・レーシングチームは2台ともにトップ10フィニッシュと今季最高の結果を残した。万璃音にとっては、F2初ポイント獲得のレースとなった。 「プラクティスからマシンの手応えがあったのですが、予選ではオプションのグリップを感じず、四輪のグリップ感が欠けていて、安定感のないマシンとなってタイムを伸ばせませんでした」と万璃音はレースウイークを振り返った。 「レース1は、エンジニアが設定したクラッチマップが合わず、スタートで大きく遅れました。その後は左フロントのデグラデーションがひどく、少しずつ前に離されていくレースになりました。SCが出ていくつかポジションが上がったものの、リスタート後の処理が上手くできず順位を落としてしまいました」 「レース2はいいスタートが切れて、1周目に3つほどポジションを上げられたと思います。レース1とは打って変わってリヤタイヤのデグラデーションが大きく、少しずつ後ろからくる車に飲まれていきましたが、VSCのタイミングでピットに入ってオプションを履くギャンブルをしました」 「前方でのアクシデントもありましたが、新しいタイヤの恩恵が大きく得られてレース終盤にポジションを上げることに成功しました。まだ8位ですが、やっとポイントが獲れて嬉しいです。また次のレースもしっかり頑張ります」 [オートスポーツweb ]

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