痩せないのはなぜ? ダイエット中の人がやりがちな9つの間違い
理論上、体重を減らすのは難しいことではないはず。摂取カロリーと消費カロリーを計算すればいいのだから。でも現実はそんなに簡単ではないし、実際さまざまな抜け道があってダイエットがうまくいかないことも多い。 幸いなことに、こういった間違いは食生活や運動、ライフスタイルを少し変えるだけで簡単に正すことができるそう。管理栄養士のロビー・クラークさんとフィットネスクラブ「フローアスレチック」の創設者でパーソナルトレーナーのベンジャミン・ルーカスさんに、ダイエット中にやりがちな9つの間違いを指摘、解説してもらった!
間違い1. 1食の量が多すぎる
健康的な食事をしているかもしれないけれど、体重を減らすことを考えると食べ過ぎている可能性が。 「これは多くの人が犯している大きな間違いです。摂取量が多すぎて体重が増えてしまうのです」とルーカスさんは指摘する。 「さつまいもやかぼちゃは体にいい炭水化物です。だからと言って毎日大量に摂取していいということではありません」 ルーカスさんによると、ダイエットの結果を出すためにできる簡単な方法があるそう。 「私のアドバイスは、もしできるならば皿を半分の大きさにすることです。もしくはよりたくさんの葉物野菜をのせるといいでしょう。葉物野菜はどれだけ食べても問題にはなりません。おすすめは、皿の半分以上を葉物野菜にすることです。そこに脂肪分の少ないたんぱく質、体にいい炭水化物を足し、脂肪を少量加えます」 もしきちんと計算したい、もしくは「少量の脂肪」がどの程度だかわからない人はダイエットサポートアプリ「マイフィットネスパル」などを参考にしてみて。
間違い2. 体重を測る回数が多い
体重を確認することは、ダイエットのモチベーション維持につながるもの。けれど頻繁に確認しすぎるのは心理的によいとは言えないし、体重変動の状況を冷静に把握できなくなってしまう。 「毎日体重を測り、どうして数値が大きく変動しているのか理解できていない人がいます」とクラークさん。 「体重を頻繁に測って測定値だけに一喜一憂するのは、心理状態やモチベーション、気分に悪影響を与えます。同時にスムーズに体重が落とせていないと感じる原因にもなってしまいます」 また重要なのは、体重計が必ずしもダイエットの進捗を反映しておらず、体重に影響を与えている体調の変化も説明していないことだとクラークさんは強調する。 「体重はさまざまな要因に影響を受けます。運動をし始めると筋肉量が増えるため、体重が変わらなかったり増えたりしたとしても、引き締まって細く見えることがあります。 またほかにも体内の水分量のように、体重に影響を及ぼす要因はいくつかあります。トイレに行ったか行かないか、女性の場合は生理の周期、また1日のうちいつ測定するのかによっても変化があるでしょう」 順調にダイエットが進んでいるのかを確認したいのであれば、週に1度計測すればOK。1週間のうち、同じタイミングで測るのが理想的だ。 またおすすめなのは、ウェストとヒップを測り体型を写真に撮ること。体重を測るよりも体の変化をしっかり把握することができる。