「結婚して明るくなった」と自己分析する藤田ニコル──30歳を見据えて描く「理想の大人像」とは #なぜ話題
私の役割は終わりに近い
最近は、トレンドについて質問されることがきつくなってきた、と藤田は苦笑する。 「はやりとか聞かれるのは、きついです。もう、私の今の役割は終わろうとしているから、実際リアルにわかるJKの人とか、若い世代につなげていきたい。『任せた』って思いますね。
でもお母さんと一緒にいると、自分はまだ18歳くらいのマインドになっちゃう。『大人たちは~』っていう口癖を使っていたら、お母さんにこの間怒られたんですよ、『もう大人だからね』って。それでハッとしました。しっかりしなきゃなって。30代になったら、契約のハンコとかなんでも理解して押せる大人になっていたい。何も知らなかったから、ビジネスメールの本を買ったり、経営者の友達にいろいろ聞いたりしてます。まだまだお勉強中です」 最近うれしかったニュースは、とにかく明るい安村が再ブレークしたこと。安村とは同時期にブレークしたこともあり、特に仲がいいのだという。 「安村さんって、本当にエネルギッシュで、ずっと面白かったんですよ。あまり表に出ていなかった時期もあったんですが、『好きなお笑い芸人は』って聞かれたら、ずっと安村さんって答えてたし、昔からのファンみたいな。でも当時は全然理解してもらえなくて、『ほかにいますか』って。今はまた大人気だから、本当によかった。昔、青山テルマさんと3人でディズニー行ったときも、七夕の短冊に安村さんが『もう一回売れたい』って書いてたのを見てたから、もう、うれしくてうれしくて(笑)。今は一番忙しくなっちゃったから、3人での食事もヤス合わせ。この間ようやくご飯に行けたんですけど、すごくパワーをもらいました」
他人のことを気にしすぎても仕方ない
SNSを開けば、毎日さまざまなニュースに噛みついたり、傷ついたりするコメントがあふれている。藤田の存在感は、良くも悪くも、世の注目を集める。暮らしの中で、心が折れることはないのだろうか。 「うーん、挫折とか、したことないんですよね。そう思ってないだけかもしれないんですけど。落ちても、時間は進むし、その間に頑張る人が出てきちゃう。だったら自分も前に進んだほうが、効率がいい。結局、みんな自分のことが大事で、あんまり人の意見なんて、聞いてるようで聞いてない、みたいな。聞くことも大事だけど、聞かないことも大事。自分の選択が、たぶん一番正しいと思うんですよ。失敗するかもしれないけど、それは自分の成長につながると思って、突き進んだらいいんじゃないですかね。あんまり比較したり、考えたりしなくていいと思います。なんでも自分で決めたらいいと思う」 なぜその若さで、それほどまでに達観していられるのか。そう聞くと、大きな瞳をパチクリさせて答えた。