「一番お気に入りのキャラクター」河村勇輝、Gリーグでの背番号「7」は宮城リョータからインスパイア<DUNKSHOOT>
メンフィス・グリズリーズの2WAY契約選手として、NBAと下部のGリーグを行き来するハードな日々を送っている河村勇輝。グリズリーズでは現地11月28日時点で19試合中11試合に出場(ベンチ入りは計18試合)、Gリーグのメンフィス・ハッスルでは8試合中3試合に出場してリーグ1位に相当する平均11.7アシストをマークしている。 【動画】背番号「7」で躍動!河村勇輝がGリーグ2戦目で圧巻16アシストをマーク その河村は、NBAとGリーグで異なる背番号を着用している。 2WAY契約選手は一般的にNBAとGリーグで同じ番号をつけることが多いが、河村はグリズリーズで17番、ハッスルでは7番を着用。NBAでの「17」は、9月末のトレーニングキャンプ時点で与えられたもので、若い番号から空いているものを選んだという。 ちなみに、MLBを席巻する大谷翔平と同じ背番号だということは「決めた後に気づいた」とのことで、「僕はそんなに深い意味を持ってこの番号をつけているわけではないですが、アメリカの17番は素晴らしい番号だと思われるようなプレーをしなければいけないなと思います」とキャンプ時に語っている。 一方、Gリーグで着用する「7」は、より思い入れがあるようだ。 河村はハッスルが公開した動画で「17番から7番に変えたのは(漫画『スラムダンク』の)宮城リョータの影響?」と問われると、はにかみながら英語で「そう。100%それが理由だよ」と回答。「一番お気に入りのキャラクターが宮城。彼の背番号が7だから自分も変更したんだ」と明かした。 河村と言えば、昨年1月に放送された『バスケ☆FIVE』の座談会企画にて、当時公開中の映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観ていないばかりか、原作もすべて読んでいないことを明かして同席した富樫勇樹や篠山竜青、比江島慎ら“スラムダンク世代”の先輩たちを驚かせていた。 しかしそこから時が経ち、映画と原作に目を通し、改めて作品に感銘を受けたということなのだろう。 奇しくも河村が7番を背負うハッスルはチームカラーが赤で、宮城擁する湘北高校と同じ。そしてこれまた偶然だろうが、宮城は1年時は17番を背負っていたことが映画で明らかにされており、最後はアメリカに挑戦するという独自のストーリーで締められている。 身長168cmの宮城のように、スピードとドリブル、パスを武器にバスケットの国で躍動する河村。今後も活躍に期待したい。 構成●ダンクシュート編集部
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