主婦大絶賛!スーパーの安い鶏肉が驚くほどおいしくなる“5つのコツ”
超肉脳の著者が濃厚な10年で得た「肉」テクニック&レシピ本
普通に買える肉をつかって、最高の料理が作れると話題の書の一部を紹介 仕事や子育てに忙しい日々を送る中で悩ましいのが毎日の献立。節約をしたいけど、簡単でおいしい料理に仕上げたい…。そんなときにおすすめしたいのが、肉道を極めた長田絢さんの著書『スーパーで買える「肉」を最高においしく食べる100の方法』なんです。コツさえ覚えれば誰でも失敗しないレシピなど、料理初心者の人にも嬉しい内容。 気になるライフスタイルの記事一覧はこちら 長田さんが独学で学び続けた肉料理への想いやテクニックを漫画と詳細なレシピでわかりやすく解説。そんな気になる内容の一部をピックアップしてご紹介します。肉好きさんはもちろん、栄養面などを考えた献立を決めるのが面倒な人や節約したい人にもピッタリですよ!
手軽で汎用性が高くて高たんぱく・低カロリーの優良食材
鶏肉の使い分けテクニックと調理のコツ 手軽で汎用性が高く身近な食材、鶏肉。高たんぱくで低カロリー、肉の中では消化のいい食材です。 牛肉や豚肉にもたんぱく質は含まれていますが、脂肪分も含まれています。 それに比べて肉と脂肪が分離されている鶏肉は、脂を取り除けば「たんぱく質」を多く摂取することが可能で、ダイエットには最過な食材です。 メチオニン(必須アミノ酸)には、お酒の飲みすぎや過食からなる脂肪吸収を予防する効果があり、また肝機能を上げる効果もあることから二日酔いの解消にも役立ちます。 美肌の元となるコラーゲンも豊富に含まれています。細胞同士を結びつけるコラーゲンは皮膚以外(腱、軟骨)にも多く存在し、美肌効果だけでなく白内障や老眼、関節痛などの予防にも効果があるといわれています。 ムネ肉に含まれているイミダペプチドは疲労回復に効果が高いと言われていますので、運動習慣のある方や成長期のお子さまにも積極的に食べてほしいですね。 では、鶏肉はどのように使い分けたらいいかを考えていきましょう。
【テクニック1】地鶏、銘柄鶏、プロイラーを料理によって使い分ける
魏肉は大きく3つに分かれます。 【地鶏】在来種由来血液の純系もしくは血が50%以上入っていること、飼育期間はふ化から75日以上、28日目以降は平飼いで、1平方メートル当たり10羽以下での飼育などの条件があります。名古屋コーチン種、薩摩地鶏、比内地鶏を日本三大地鶏といいます。地鶏はプロイラーに比べて歯ごたえやコクがあり、旨味が濃いのが特徴です。 【銘柄鶏】地鶏に比べると発育のよい肉専用種から生産されていて、通常の飼育方法とは異なる工夫がされています。 【プロイラー】 50~56日で出荷できるように改良された肉用若鶏の総称をプロイラーと言います。お店で特に何の表示もない場合はプロイラーで、出荷されている鶏肉の大部分を占めています。 飼育日数や生産効率から、地鶏→銘柄鶏→プロイラーの順に価格が下がります。地鶏は独特の歯ごたえやコク、濃厚な旨味が味わえるのはもちろんですが、料理によって向き不向きがあります。ですので、高額であればよいというわけではありません。私は、地鶏は煮込み料理、銘柄鶏は焼いたりゆでたりする料理、蒸し料理、プロイラーは揚げ物といった感じで使い分けています。