奈良、人気観光地の猿沢池で水抜き。外来種のカメ増加
ラジカセ、ホイールキャップなどのゴミも
このほか、池を清掃した結果、空きびん、タイヤのホイールキャップ、ラジカセなど0.3トンのゴミも回収した。県の担当者は「思っていた以上にゴミが少なかった」と話すが、観光地の人気スポットのこうした姿から、観光客のマナーの悪さが浮き彫りとなった。大阪府から池の様子を見に来たという男性(40)は「これから新たに水を入れるのだろうが、これからは観光ガイドにも載っていた『七不思議』を真に感じられるような池になってほしいですね。男性の言う猿沢池の七不思議は「澄まず濁らず出ず入らず蛙はわかず藻は生えず魚が七分に水三分」。間もなく池に水がはり、生物も戻る。次に水を抜くときは、どのような池になっているのだろうか。