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学校、子どもへの新型コロナの影響は?  専門家会議の小児科医に聞いてみた

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BuzzFeed Japan

緊急事態宣言が全面解除されてから約1ヶ月。「東京アラート」も6月11日には解除され、概ね落ち着いた状況となっています。【BuzzFeed Japan Medical/岩永直子】 とはいえ、各地でポツポツと新規感染者はみられ、海外からの感染者も見られています。 再開した学校も試行錯誤を繰り返している中、感染症対策のスペシャリストで小児科医でもある、川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦さんに、ウィズコロナの時代についてお話を伺いました。 ※インタビューは6月10日夕方にZoomで行われ、その時点の情報に基づいています。

感染者ゼロを目指しているわけではない時期

ーー緊急事態宣言が解除されてしばらく経ち、少しずつ感染者も増えています。これは第2波を警戒すべきなのでしょうか? 宣言が終了した後にも、「東京アラート」が一時出るなどしましたが、診断、調査などはかなり行われています。だから、知らないところで感染者が爆発的に増加しているというようなことは今のところないと思うのです。 確かに一部の業種などで感染者は発生しています。ただ、そこから街の中への広がりは目下なく、これをもってすぐ第2波ということにはならないと思います。 もともとが感染者ゼロを目指しての緊急非常事態宣言解除ではないので、ある程度の感染者発生は許容しなければなりません。 ただし、その中から感染者の拡大、重症者の発生がないように注意しなければいけません。一般の方には、感染のリスクとなることはやはり避けるようにしていただきたいし、行政と医療機関は依然として一定の緊張感を持たなければいけません。 宣言を解除した時の一つの強調すべき条件として、とにかく医療機関が冷静に患者さんを、特に重症の人をちゃんと引き受けることができる状況にある、ということを掲げていました。 そういう意味では今の東京都も、関東近県も、北九州市もベッドがパンパンに埋まっているという状況ではなくて、むしろ空いてきています。さらに、空床をどうしようかと考えるぐらい空いているところもあり、その点では余裕があります。 少なくとも今の段階で「オーバーシュート(感染爆発)」を思い出すような状況ではありませんし、医療崩壊を心配しなくてはいけない状況でもありません。つまり、仮にもう少し患者さんが増えたとしても、冷静に対処すればちゃんと診ることができると思います。 患者さんが増えると、どうしても一定の割合で重症の方が出てきてしまうのですが、その方もきちんと診られるよう、これまでの2~3ヶ月の間にかなりの経験をしてきていると思います。救える人が救えない、という状況は減らすことができるはずです。 そういう意味で、今の段階で新規感染者の数の変動に、日々一喜一憂する必要はないと思います。 感染者はゼロではないので、もちろんそれなりの注意は必要ですが、この病気を冷静に見ていく、という次のステージに入っていると思います。

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