ボウルひとつでOK!抗酸化フードの代表「秋鮭のコンフィ」は保存もきく最強おかず
秋鮭がおいしい季節になった。天然の鮭は、高たんぱく・低脂肪。抗酸化作用があると言われるアスタキサンチンに、動脈硬化を抑える効果があるといわれるEPA(エイコサペンタエン酸)や脳や神経組織の機能を高めると言われるDHA(ドコサヘキサエン酸)も豊富だ。 「鮭って、ついついフライパンやホイルに包んでグリル、あるいはオーブンで焼くことが多くなりますが、今日は目先の違うコンフィをご紹介します」と、料理家の山脇りこさん。 「コンフィ(confit)とは、肉や魚はオイルに、フルーツは砂糖に漬けるなどして、保存性を高めるフランス料理の調理法です。風味よく、しっとりした状態で保存できるのがよきところ。密閉して空気が入らないようにしておくとかなり保存できますが、今回は“しっとりした状態”を求めてコンフィにするので、長期保存のための油はぐっとひかえめに」 とはいえ、冷蔵庫で5日間保存可能だそうなので、旬の今、作りおきにもおすすめ。コンフィにした鮭は、いろいろな料理に使い回せるところもうれしい。 ●≪秋鮭のコンフィ≫(2人分) 生鮭2切れはさっと洗って水けをふきとり、耐熱ボウルに入れ、水200mlと酢小さじ2を加える。ふわっとラップをかけ、電子レンジ600wで1分加熱する。この湯は熱いうちにしっかり切る。玉ねぎ半個は、くし形に薄切りし、鮭の上にのせる。植物油(エキストラバージンではないオリーブオイル、太白ごま油、米油など)100ml、塩小さじ1/2、白ワイン(なければ日本酒)小さじ2を加える(ひたひたより少ないくらいで)。再びふわっとラップをし、600wで5分加熱し、そのまま冷ます(余熱で火を入れる)。 ※そのまま食べても、サラダにのせたり、卵焼きやサンドイッチの具にしてもおすすめ。 ※玉ねぎは、セロリでも。 ※オイルごと保存容器に入れて、冷蔵庫で5日間保存可能。オイルは鮭といっしょにパスタにしたり、鮭の匂い(ほんのりだが)が気にならない炒め物などに使って。 旬の素材を使った簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!