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「シェフとしてのキャリアを諦めた」「ベッドは空けて待ってるよ」フリートウッドとモリナリ、イギリス在住トップ選手ふたりの選択

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みんなのゴルフダイジェスト

先週のPGAツアー「3Mオープン」が復帰戦となったトミー・フリートウッド。結果は惜しくも予選落ちとなってしまったが、自粛期間はどのように過ごしていたのだろうか?また、全米プロゴルフ選手権に参戦を控えているフランチェスコ・モリナリは何している? トミー・フリートウッドのスウィング連続写真はコチラから

フリートウッドは家族と自主隔離。モリナリは家族で米国に移住

今季初のメジャー「全米プロ」を来週に控え、3月のプレーヤーズ選手権以来、米国外にいたヨーロッパの選手たちも、ほとんどが米国に戻ってきている。 世界ランク12位のトミー・フリートウッドは先週ミネソタで行われた「3Mオープン」からツアーに復帰。彼の住むイギリスは新型コロナウイルスのパンデミックのため、一時完全にロックダウンされた。自宅のあるサウスポート付近のゴルフ場も一時全面閉鎖されていたが、ロックダウン解除された後は日々、練習に打ち込んでいたという。 「トーナメントセッティングのコンディションからはかけ離れているが、それでもスコアをつけずにたくさんプレーしたよ。その頃のいいリズムで回れるといいんだけど……。もしいいプレーが(今週)できなくても、言い訳はしないよ。だってたくさんいい練習ができたし、プレーする時間は十分あったんだから」 米国では、同国内でプレーする外国人アスリートに対して2週間の自主隔離の免除を行なっているが、フリートウッドはこの特別措置を受けず、家族とともに試合の2週間前に米国入り。ニューヨーク州ロングアイランドで自主隔離の日々を送っていた。美しいビーチを眺めながらあっという間に楽しい家族の時間が過ぎ去ったというが、2018年全米オープン開催コースのシネコックヒルズを始め、近隣の名門コースをプレーし、ツアー復帰の準備も入念に行なっていたらしい。 ロングアイランドでの自主隔離後、彼は「3Mオープン」の開催地メンフィスに向かい、家族はイギリスに帰国。彼もイギリスに帰国するとなると2週間の自主隔離が必要なため、「3Mオープン」から9月の「全米オープン」までの9週間、キャディと2人で米国に滞在する。しばらくは“家族時間”もお預け。だが、過去4ヶ月間で愛しい家族と共有した時間は、どんなものにも代えがたい、とフリートウッドは語る。 「素晴らしい家族の時間を過ごすことができたよ。家族一緒に同じ場所で同じ時を過ごせた。フランキーや子供達の成長を見届けることができたのは本当によかった」 「4ヶ月という長い時間、自分のベッドに寝て過ごすなんてことは過去1度もなかった。再開したPGAツアー中継を観たり、読書したり、テレビを観たり……(新型コロナウイルスのせいで)今までとはまったく違う環境下にいるけど、それでも僕たちの家族は2度と経験できないような何か特別な時間を過ごせたと思うよ」 また、外出自粛中は料理にも挑戦したというフリートウッド。だが、「チキン・ミラネーゼ」(ミラノ風チキンリゾット)を作った時に、「シェフとしてのキャリアを諦めた」と笑った。ゴルフの世界では匠の技を披露しているが、料理に関してはからきしダメだったようだ。 コロナウイルス感染が世界的に流行することで、人類が未だかつて経験したことのない規模で生活スタイルが急激に変わり、人生そのものまで変わってしまった人も多いが、世界中を股にかけてツアーを転戦していたフリートウッドら米国籍外のプロゴルファーたちにとっても、大きな変化をもたらした。 特に彼の母国のように完全なロックダウンが施行されたエリアに住んでいる選手たちにとっては、ゴルフの練習もままならない環境下に身を置くしかない時期を過ごした一方で、期せずして家族との濃密な時間を過ごし、一生の思い出を作ることもできた。

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