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関取花の一冊よんでく? 第一回「絵のない絵本」

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本がすき。

「作詞に行き詰まったら、本を開く」

どうも、関取花です。この度、「関取花の一冊読んでく?」という連載を始めさせていただくことになりました。 初めましての方がほとんどかと思いますので、軽く自己紹介をさせていただきます。 1990年12月18日生まれ、寝ること食べること飲むことが大好きな29歳です。 ミュージシャンをやっております。 趣味というか好きなことは、本を読むこととラジオを聞くことです。音楽ももちろん大好きなのですが、自分自身が煮詰まっていたりすると、手放しで楽しめない時もあるのが本音です。「このフレーズはここに活かせるな」とか「ここの歌詞の韻の踏み方は上手いな」とか、耳や心より先に、どうしても脳みそで聴いてしまいます。悪いことではないかもしれませんが、たぶんもっと大切なのは、そっと目を閉じて歌詞の世界に入り込むこと、メロディに合わせて心が踊り出すのを感じること。要するに、想像することなんだと思います。 余裕がなくてそれができない時、私は本を読みます。 本を読んでいると、頭の中で勝手に映像が浮かびあがります。行ったこともない宇宙や遥か遠くの国、過ぎ去った時代、誰かの生活の中に旅することができたのなら、もう大丈夫です。散歩に出かければ、見慣れた景色がほんの少し輝いて見えます。 一文字も書けていなかった歌詞が、スラスラとノートの上を歩き出します。 そして音楽を聴けば耳に溶け込んできて、心の中に染み渡ります。私はそうやって何度も本に救われてきました。 だから今回、本を紹介する連載をやってみないかとお声がけいただいた時は本当に嬉しかったです。大好きな本に関わるお仕事ができるなんて、とても光栄なことです。 でもだからこそ、決してひとりよがりなものにはしたくないと思いました。この連載を読んでくれた誰かが、「これは自分のための本かもしれない」と思えるようなものにしたい。 そう考えた時に、ラジオみたいな連載はどうだろう、とふと思いつきました。 先にも述べたとおり、私はラジオが好きで普段からよく聞きます。顔も見えない相手の話を聞いているだけなのに、なんだか同じ空間でおしゃべりしているような感覚になるのが不思議で心地良くて大好きです。 そんなことを公言し続けていたら、ありがたいことにラジオのお仕事も最近増えてきました。ゲスト出演も楽しいのですが、自分がパーソナリティの時は特にやりがいを感じます。 リスナーの皆さんから届くメールの中には、些細な質問からガッツリ人生相談まで様々なものがあります。それにどう答えようかその度に真剣に考えるのですが、上手く言葉にできない時が何度もありました。 そんな時私は頭の中で、「あの本を読んだら少しは気が楽になるんじゃないか」とよく思い浮かべていました。 この連載ではそんなふうに、読者の皆さんからの質問やお悩みに答える形で本を紹介できたらと思います。 「ちょっと花さん、聞いてよ」 「なるほどじゃあこれ、一冊本読んでく?」 というやりとりを通じて、ラジオのように距離を縮めて行けたら嬉しいです。 また、あまり普段本を読まないという方々にとって、本を身近に感じていただけるきっかけになったらいいなと思います。 そんなわけで、事前にツイッターの方で質問を募集させていただきました。呟いてくださった皆さんの質問の中から、今日は早速ひとつご紹介したいと思います。

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