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妊婦の栄養管理簡単に 県内の助産師団体、ソフトウエア開発

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北國新聞社

 石川県内の助産師らでつくる団体「シェアライフジャパン」は、妊婦の栄養管理指導に役立つソフトウエアを開発し、販売を始めた。妊娠週数に合わせて必要な栄養素の過不足が分かるほか、産後の子育てに役立つよう、献立も1年分収録した。母子の健康づくりを支援する。

 この団体は金沢市を拠点に妊娠から出産、育児、就労まで幅広い支援活動を進めている。ソフトウエアは周産期医療に携わる医療関係者や栄養士らが妊婦や妊活中の女性に、より適切な指導を行えるようソフトウエア開発会社「八笑堂」(同市)と共同で約3年掛け開発した。パソコンで利用できる。

 身長、体重など健康データや、妊娠週数を打ち込むと、エネルギーやタンパク質、ビタミンなどの栄養素の適量を計算する。さらに実際に摂取した食事内容を入力することで、過不足がグラフやレーダーチャートで表示される。商品は「エピジェネレディース」と名付けた。

 加えて、親や育ち盛りの子どもたちに必要な栄養、適正カロリーに配慮した献立も約360食盛り込んだ。団体が以前、宅配食サービスを展開したノウハウを生かしており、共働き世帯が増加する中で、母親の食事準備にかかる負担軽減にもつなげる狙いだ。

 妊娠週数が重なるにつれ、必要なエネルギー量などが増加するため、妊婦には繊細な食事管理が求められるが、現在、新型コロナウイルスの影響で、医療施設などの保健指導が再開しづらい状況にある。

 代表理事を務める頼(らい)助産院(内灘町)の頼玲瑛(れいえい)院長(60)は「コロナ禍で医療機関を頼れずSNSなどの誤った情報をうのみにする人も増えている。悩みを抱える女性を支えられる環境づくりに力を注いでいく」と話した。

北國新聞社