ハーレーにモトクロス風味をMIXするのがトレンド!?
“ハーレーでモトクロス”と聞けば、何それ!? あんな重いバイクで無理っしょ!! と思ってしまうだろう。しかし、ハーレーのカスタムシーンでは、いまモトクロス調デザインを採り入れたカスタムパーツが流行し始めている。主にステップまわりにそれっぽいデザインを盛り込むことが主流だが、タフな作りでありながらも軽量な作りは、意外にも使い心地よく、見た目の雰囲気と機能性を併せ持っていることから、現在多くのパーツメーカーがモトクロス風デザインを採用し始めているのだ。
最近増えているハーレー用モトクロス風ステップ。ゴツい見た目がハーレーに違和感がないほか、グリップ感も抜群でそのうえ軽量と、機能性も優れているのだ。
モトクロス風味は“スピードクルーザー”の定番
ハーレーのカスタムシーンで盛り上がっているのが、この写真のような“スピードクルーザー”と呼ばれるスタイル。これはアウトローな走り屋が好んだカスタムが起源で、ハンドルバーをハイライザーにセットしてすり抜けをしやすく、また速度を上げてもコントロールに集中できるよう、防風効果の高いフェアリングやシールドを装着、さらには足まわりの強化やエンジンチューニングなど、よりスピードを出しやすいように手を入れるのが基本のスタイルだ。最近は、ハンドルまわりにはオフロード車に見られるようなナックルガードを装備し、エンジンまわりにはスキッドプレートやクラッシュバーを。さらにステップをギザギザなモトクロス風に交換するなど、見た目にもわかりやすい“ゴツさ”を加えていくのがトレンドになりつつあるのだ。(ベースモデル:2018年FXLRローライダー 車両製作/VIDA MOTORCYCLE TEL093-223-0701)
ハンドルまわりにはナックルガードを装着。木や草などのブッシュから手を守る目的でオフロード車に装備されるものだが、スピードクルーザーではスピードによる風圧から、あるいは都会的な障害物から手を守ることを目的に装着しているのだろう。