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「ロックダウン後の生活は一変する」現地日本人が語る、食料事情・仕事・Twitter疲れとは

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BUSINESS INSIDER JAPAN

【サンフランシスコ】IT企業は在宅勤務でアクティブ、地域に変化も

一方、西海岸のIT企業の人たちは、生活にどんな変化があったのか。シリコンバレー(ベイエリア)在住のネットワークエンジニア・五島正浩氏は次のように語る。 私の住むカリフォルニア州サンタクララ郡では、3月17日から3週間外出禁止令が出され、違反すれば罰金等の罪が課せられる。 と言っても、スーパーマーケットに食料の調達に行ったり、レストランにテイクアウトを取りに行ったり、運動をしたり、ペットの散歩のために外出したりすることは認められ、(自宅周辺は)ゴーストタウンのような感じではない。 エンジニアは在宅で仕事を続けているので、シリコンバレーのIT企業はアクティブに活動している。 トイレットペーパーや水、卵などが品薄に 日本での買い占め等のニュースを見ていたので、生活に必要となるものは少しずつ買い足していた。3月上旬くらいから、近所のスーパーマーケットでも在庫がなくなるものも出てきた。 野菜や肉・魚は普通に購入できているが、品不足気味なものはトイレットペーパーや水、卵、ミルク、パスタ、パンなど。入荷されるとすぐになくなっている。 高齢者の感染予防のために、高齢者専用の営業時間を設定するスーパーも出てきた。日本でも必要になるかもしれない。 「震災直後の感じに似ている」 非常事態宣言が出てから1週間は、非日常のニュースが次々と出てきて、必死にTwitter等のSNSで最新情報を追っていた。Twitterのタイムラインを細かく追っていくと有益な情報も得られるが、情報過多になりがち。無意識のうちに不安やストレスを感じていることに気が付いた。 仕事もはかどらず、焦りやイライラが募るばかり。東日本大震災の時に東京で感じたものとよく似ている。 これではいけない、と情報過多にならないようSNSの利用時間を削減し、ニュースも最低限のものを、YouTubeで選んで見るようにした。 ストレス発散には運動も大事なので、30分は自宅周辺をウォーキング。ランチは気に入っているレストランのテイクアウトの利用を増やした。 (文・五島正浩) 出かけるときのプレッシャー、変わる日常の風景 他にも、サンフランシスコ周辺に在住する、複数名の日本人に話を聞くことができた。 サンフランシスコ市内では、ホームレスになりたての人を目にするようになったという。市内在住のある日本人は次のように話す。 「旅行客にしてはスーツケースを2、3個持っていて、ちょっと気になっていたんです。身なりのきれいな、20代後半から30代くらいの人で。ただ、30分以上同じ場所にいて、ホームレスになりたての人だと気づきました。ショックで、目を合わせることができませんでした」 サンフランシスコ周辺の大手IT企業に勤務するエンジニアの男性は、スーパーマーケットの変化を指摘する。 「スーパーは営業してますが『2メートル以上近付くな』というルールのもと、レジ待ちの位置がテープで示されるようになりました。そもそも店内の人口密度を下げるために入場制限していて、店の外に列ができています。 ロックダウンと言っても、実際には戒厳令下みたいな状態ではありません。しかし、出かけようかなって時に『でもやっぱなあ』と抑圧を感じることはありますね」 2019年9月からサンディエゴに留学している大学3年生の女性も戸惑いを隠せない。 「本当に街に人は全然いません。銀行、薬局とかは空いてるけれど、それ以外の店はほぼ全部閉まってて、レストランもみんなテイクアウトかデリバリーのみになってしまった」 日本でも、いまだ都市のロックダウンへの懸念は続いている。まさに「ぎりぎりの状態」だ。 文化も、法制度も違うアメリカの事情とはいえ、先に都市のロックダウンを経験した人たちの言葉から学ぶことは多い。 買い物などに出かけづらい不便さもあるが、実は身近な人の解雇や、日を追うごとに強まる先行き不安、変わっていく街の風景など「心理的なストレス」が非常に高い、という実情も見えてくる。 私たちは、心の健康という問題への対処も同時に考えていかなければならない。 (文・横山耕太郎、取材協力・津山恵子、伊藤有、戸田彩香)

横山耕太郎,津山恵子

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