北島康介さん、五輪連覇までの強烈ストレス激白「円形脱毛症の次はヒゲも抜けて、次は胸毛も…」
競泳男子平泳ぎで2004年アテネ、08年北京両五輪連続2冠の北島康介さんが4日放送の日本テレビ系特番「加藤浩次&中居正広の歴代日本代表286人が選ぶ この日本代表がスゴい!ベスト20」(午後7時)にVTR出演した。 この日、北京五輪でのレース直後の「なんも言えねぇ」が名言として取り上げられるなど、ベスト20第4位に輝いた北島さん。 バラエティー番組のインタビューを受けるのは5年ぶり。後輩の松田丈志さんと萩野公介さんに直撃され、「『なんも言えねぇ』はちょっと感極まっていたし、自然に出た言葉です」と返答。 「北京で金メダルを獲る前の4年間というのは水泳人生において苦しい時期でもあったので。本当にもどかしいというか…」と続けると、「アテネの前のようなキツい練習はもうできないって逃げた。アテネの後は無理して泳いでる感じだった」と明かした。 「『引退か?』みたいに書かれることもあって、超ムカついた。俺、辞めるの?みたいな」という日々の中、ストレスから食事もノドを通らなくなり、頭には円形脱毛症もできた。 「次はヒゲも抜けて、あごヒゲもなくなって。次は胸毛もなくなった。それを見て、ストレス感じてるんだな、俺」と気づいたところで「このままじゃダメだって。もう一度、エンジンをかけ直して、ゼロベースで向き合おうって」と原点回帰。 厳しいトレーニングの末、北京で復活。金メダル直後の「なんも言えねぇ」の名言について「2004年から2008年で経験したことっていうのがすべて詰まって、あの時のインタビューになったのかなと思いますし、最高の1分間だったと思います」と、しみじみ話していた。
報知新聞社