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コロナ禍で卒業制作発表の場を失った学生たちの「いま」

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GQ JAPAN

新型コロナウイルスの感染拡大により、たくさんのイベントが中止されている。卒業制作をした美大生も発表の機会を奪われた人たちだ。そこで、美大卒業生の3人に、3月~4月に発表するはずだった作品を紹介してもらい、その思いをメール・インタビューで訊いた。 【写真を見る】発表の場を失った学生たちの思い&作品をチェック

卒業制作への思いは?

「卒業制作展が、新型コロナウイルスの影響で中止になり、発表の場を失ってしまいました。1年間かけて制作した作品が日の目を見ないのは残念で仕方ありません。何とかして作品を見ていただきたいと思い、ご連絡しました」 これは、4月上旬に『GQ JAPAN』編集部宛てに届いたメールの本文だ。送り主は、3月に多摩美術大学を卒業した太田皓介さんである。このメールに端を発したのがこの企画だ。新型コロナウイルスの猛威のまえに作品発表の機会を失った学生にフォーカスし、彼らの作品に発表の場を与えることが目的である。Vol.2となる今回は、ひとりの多摩美術大学卒業生とふたりの武蔵野美術大学卒業生の卒業制作を紹介するとともに、各人のアートへの思いや自粛期間中の制作などについてのメール・インタビューを試みた。

かともも

1997年生まれ。多摩美術大学卒。アニメーション作家。 作品名/ももんがと花火師 Q. 作品のテーマを教えてください。 A. 生まれ持った資質や能力に恵まれていなくても、努力や方法次第で「優秀」な相手とも互角以上にたたかえるというメッセージを込めたアニメーションです。小さい動物がふきとばされる映像を描きたいと思ったのが、この作品を制作するきっかけでした。作品を観て、笑ったり、暗い気持ちが晴れたりしたらとても嬉しいです。 Q. 展示が中止になったとき、どう思いましたか? A. 親戚が悲しんだのがいちばん心苦しかったです。それに、今まで先輩たちが卒展の作品を大スクリーンで上映するのを観てきたので、そこでの発表には特別な思いがありました。中止ならば、Youtube上の作品を今までより拡散しないといけない、とこの状況下で次にできることを考えていました。 Q. YouTubeで公開後の反響についても教えてください。 A. 今までにつくったアニメーションより良くなっているとお褒めの言葉を多くいただき、絵が上達したことを実感できました。多摩美術大学優秀作品2020に選出いただき、作品を観てくださる方が増えたのも嬉しかったです。

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