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糖尿病リハビリ普及に苦心 マーシャル諸島で活動の吉野さん 佐賀市で講演 相互理解が大切

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佐賀新聞

 青年海外協力隊員として、昨年4月から太平洋のマーシャル諸島で活動する理学療法士の吉野純さん(29)=唐津市=が5日、佐賀市のフットケア専門店で開かれた相談会で講演した。世界有数の糖尿病有病率の国で、日本とは医療環境が異なる中、リハビリの概念と意義を理解してもらう活動の難しさを紹介しつつ、対話による相互理解の大切さを語った。  日本統治時代の名残として、日本語由来の言葉があることや住民が日本へ深い関心を持っていることを紹介。食事の偏りから糖尿病が重症化し、足を切断するケースが年間370件以上に上るが、義足は7、8件しか作られず、リハビリもほぼ普及していない現状を説明した。  リハビリの普及やスタッフの育成などに尽力していたが、新型コロナウイルスの影響で3月に一時帰国。1年間の活動を通して、「宗教や文化など相手の背景を深く理解することが重要」と振り返り、「現地の環境や状況に合わせて医療技術や知識を伝える努力や工夫が必要」と話した。  現在はインターネットを通じて、佐賀から指導や助言を行っている。  参加した看護師の安藤恭代さん(43)は「日本の看護技術を生かしながら、現地でできることは何かということを考えるきっかけになった」と話した。  フットケア専門店「足のナースステーションハイファイブ」が主催する「足の相談会」で講演。相談会では多職種で連携してのアドバイスや、介護現場におけるフットケアの現状と症状の分類法についての講演もあった。

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