SAGAスタジアム(旧佐賀県総合運動場)がリニューアル 5月26日にオープン 世界陸連の公認取得予定
2024年に佐賀県で開かれる国民スポーツ大会(国スポ)と全国障害者スポーツ大会(全障スポ)のメイン会場「SAGAサンライズパーク」(佐賀市日の出)の主要施設である「SAGAスタジアム」(陸上競技場)が26日、全面改修を終えてオープンする。日本陸連や世界陸連の公認を取得予定で、世界新記録が出れば公式に認められる国内有数の施設として生まれ変わる。 メインスタンドは鉄筋コンクリート・鉄骨造りの4階建て。トラックとフィールドを全面改修し、400メートルトラックを8レーンから9レーンに増やした。観客席数は約1万5千席で、そのうち約8400席がメインスタンドとなる。 雨天も利用できるウオーミングアップ走路を新たに設け、照明もLED化した。日本陸連の「第1種公認」や、世界陸連の「class2」の取得に向け、ドーピング検査室なども充実させた。 メイン競技場は2019年4月から改修工事を始め、スタンドの増築・改修を今月までに終えた。先に改修を終えていた第2競技場を含む総事業費は約44億5千万円。 26日のオープニングセレモニーでは関係者がテープカットで祝うほか、24年の国スポの育成指定選手らが「走り初め」をする。27日からは第60回佐賀県高校総合体育大会の陸上競技の会場になる。 山口祥義知事は「オリンピックと世界陸上以外であれば開催できる、日本でも屈指のコースになる。さまざまな陸上競技の誘致も可能になった」と述べ、国スポ以外でも活用を進める考えを示した。(大橋諒)
大橋諒