「仕事は絶対に断りたくない!」キャリア志向だった高橋真麻が2児の母になって向き合う現実
不遇の時代を経験した後、アナウンサーとして一気に活躍の場が広がった高橋真麻さん。キャリア志向だと語る彼女が2児の子育てをしながら今、どう仕事に向き合っているのでしょうか。(全5回中の5回) 【画像】身長差のある旦那さんと着物姿が美しい高橋真麻さん夫婦の姿など(全12枚)
■「積極的受け身」で風向きが変わり ── アナウンス能力に定評がありながら、不遇の時期を経験された真麻さんの転機となったのが、バラエティー番組でした。芸人さんの愛あるイジりを真正面から受け入れて、個性が花開きました。ご自身は、どんなふうに見ていますか?
高橋さん:当時、共演させていただいた芸人さん達のおかげで、今の自分があると思っているので、本当に感謝しかないですね。 ── 当初、イジられることに抵抗はなかったですか? 高橋さん:なかったですね。最初にとんねるずさんが「とんねるずのみなさんのおかげでした」で、私のことをすごくイジってくださって、“ああ、有難いなあ”と思っていました。それまで腫れもの扱いでしたからね。夫にもよく言われるのは、「高橋英樹の娘で、どうせコネ入社だと思われて腫れものに触るような存在だったのを、とんねるずさんがイジってくれたおかげで、『真麻はイジっても大丈夫』という空気になった。とんねるずさんが扉を開けてくれたよね。本当にありがたいね」と、的確に言われて。“いや、私はコネじゃないんですけど…”と、そこはきっちり反論しましたけど(笑)。
── 番組で、モジモジ君の全身タイツを着るのもためらいなく…? 高橋さん:もちろん全身タイツは、人生で初体験でしたけれど(笑)、会社員として、会社から「やってくれ」と言われたことはまっとうするタイプなんです。フジテレビのお台場合衆国というイベントで、47日間、毎日舞台で歌うという企画に出たときも、みんなから、「真麻さん、カラオケ好きだもんね。マイク握ったら離さないタイプでしょ?」と言われたのですが、あくまでも会社から命じられてやっていたことで「私が歌います!」と名乗り出たわけではなかったんです(笑)。ただ、やるからには一生懸命やりたいという気持ちでいつも向き合ってきました。いうなれば「積極的受け身」という感じですね。