成田空港、国際線旅客が過去最低 2020年暦年
成田国際空港会社(NAA)が1月29日に発表した運用状況によると、2020年1-12月(暦年)の国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比76%減の1048万6427人だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が大きく影響し、国際線旅客数は通年で過去最低となった。 旅客数は国際線が80%減の726万5507人で、このうち日本人は81%減の282万5394人。外国人は82%減の321万2667人で、日本人を5年連続で上回ったものの、前年を大きく下回った。通過客は67%減の122万7446人だった。国内線は58%減の322万920人となった。 国際線旅客は5月に開港した1978年を除き、通年では過去最低となった。国内線旅客は、国内LCCが就航した2012年以降では最低の水準となった。
Yusuke KOHASE