「全責任は自分にある」“フランスの至宝”エムバぺが謝罪の事態 輝きを再び放つ日はいつ来るのか
世界中のフットボールファンを魅了し続けてきたエースが苦しんでいる。スペイン1部レアル・マドリー所属のフランス代表キリアン・エムバぺが12月5日、自身の公式インスタグラムのストーリーズにプレー中の写真とともに載せたコメントが話題となっている。 【動画】「PKを蹴らせるな」とファンもブーイング…エムバペがPKを失敗したシーン 「悪い結果。細部も含めて全てが重要となる試合での大きなミス。全責任は自分にある。難しい局面を迎えているが、この状況を変えるには最適な時、自分がどのような選手なのかということをみせていく」 「悪い結果」「全責任は自分」「難しい局面」などエムべパの言葉にはネガティブなワードが並ぶ。一個人の選手が自身のSNSに謝罪をするに至ったのはなぜなのか。 日本時間の5日未明に行われたラ・リーガ第19節のアスレティック・ビルバオ戦で先発出場したエムバぺ。前半は相手の攻勢に合い、シュートは1本も打てず。1点のリードを許して迎えた69分、同点に追いつく絶好のチャンスが訪れた。なんとそのPKをエムバぺが外してしまったのだ。ゴール右隅を狙って蹴り込んだシュートは完全に相手ゴールキーパーに読まれ阻まれたのだった。 試合は結局1-2で敗れ、レアル・マドリーは首位のバルセロナから4ポイントと差を大きく広げられることに。熱狂的な地元ファンの怒りや憤りの矛先はエムバぺに向けられ、「エムバぺにPKを蹴らせるな」「ベンチに置いておけ」など容赦ない批判を浴びることとなった。 その背景には、0-2で敗戦した11月のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)リバプール戦の影響も大きい。実はリバプール戦でも1点ビハインドの中で得たPKを失敗していた。チームは連覇どころか欧州CLプレーオフ出場圏内ぎりぎりの24位に後退し予選敗退の危機に立たされてしまった。チームにとって重要な試合で連続のPK失敗。ファンからの大きな希望は一瞬にして失望に変わってしまった。 レアル・マドリーの専門メディア『Realmadrid Exclusivo』は、「エムバぺは大スターとしてレアル・マドリーに加入したが、最近のミスで批判を浴びている。しかし、彼のメッセージはこれらの時を乗り越えるべく強い精神力を表している。今後の試合は、彼に与えられた、『なぜ、自分が世界最高の選手の一人として認めてもらっているのか』ということを証明する機会となる」と伝えている。 相思相愛で加入したレアル・マドリーで本来の輝きを取り戻すことはできるのか。ボールを保持すると異次元の迫力あるドリブルで何かを必ずやってのけていたあのワクワク感を再びエースが醸し出す日が待ち望まれる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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