成績データ管理にクラウド活用へ 教員宅で処理、業務効率化
公立学校運営の情報化を議論する文部科学省の有識者会議は24日、成績や出席などのデータをクラウドで管理するとの提言案について議論した。職員室のパソコン以外に教員の自宅からアクセスしてデータ処理ができれば業務効率化につながるとする。文科省は、2025年度から本格的に普及を促していく方針だ。 文科省によると、児童生徒のデータを管理する現在のシステムは、学校・教育委員会以外とのネットワークを遮断するケースが多い。昨年9月時点の文科省調査では、クラウドで運用する教育委員会は14%にとどまる。個人情報流出を警戒しているためとされる。