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なぜ「ホンダe」は航続距離を割り切ったのか? FWDをやめてRR方式を採用した理由

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GQ JAPAN

割り切った航続距離

航続距離は、WLTCモードで283km、JC08モードで308km。実際はその半分であると考えると、はっきり言って短い。 「走行距離については、いろいろ言われる。私たちは十分だと思っている。パナソニックと共同開発した新型バッテリーは30分の急速充電で、202km走ることができる」と、一瀬氏。 ちなみに日産リーフの62kWhバッテリー搭載車はWLTCモードで458km、40kWhバッテリー搭載車は、同322kmである。この差はどこから生まれているのか。バッテリーの性能の差ですか? と、筆者は一瀬氏に質問したところ、そうではなくて、「ホンダeはシティ・カーとして割り切ったから」。 普段は長距離走らない。だとすると、使わない重い電池をいっぱい背負ってウロウロしていることになる。リーフのバッテリー容量は62kWh、ホンダeは35.5kWh。2台弱分の電池を1台に積むより、2台つくったほうがいい、と、ホンダは考えた。なるほど、これは合理的で、そもそもホンダeはCAFE対策としてスタートしたわけだし、電池は高価だから、コストを抑えることにもなる。 それと、バッテリー容量を増やすと、急速充電に時間がかかる。たとえば、リーフが急速充電で80%充電するのに要する時間は62kWh版が約60分、40kWh版が約40 分。ホンダeは約30分である。 10分の差をどう考えるか。早いから○というわけではない。短いけど回数は多いのと、長いけど回数は少ない。これは好みと用途の問題である。 しかして、もっとも肝心なその味を知らずして結論は出せない。この秋に発売になるホンダe。○か×か、乗ってから決めたいですね。

文・今尾直樹 写真・角田修一

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