Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

なぜ「ホンダe」は航続距離を割り切ったのか? FWDをやめてRR方式を採用した理由

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
GQ JAPAN

リアエンジン・リアドライブの採用理由

当初、駆動方式はホンダが得意としてきたFWD(前輪駆動)だった。ところが、FWDの場合、どうしてもオーバーハングが長くなる。ボディの担当者が反乱を起こした。リア・アクスルの上にモーターを配置する、リア・モーター、リア駆動、RRにしようと言い出した。一瀬は提案を受け入れた。 ♪~。もういい加減に、しておきます。 モーターは、コスト削減もあってアコードe:HEVの駆動モーターを流用。アコードのそれは、最高出力184ps /5000~6000rpm、最大トルク315NmNm/0~2000rpm。すでに発売されているUK仕様のホンダeは、トルクはおなじながら、航続距離を確保するためだろう、最高出力は154psに抑えられている。 それでも、315Nmという3.0リッターV6並みの大トルク。しかも、後輪駆動。「バビュンと走る」。一瀬氏はそう表現した。ホイールには16インチと17インチの設定があり、会場に置いてあった17インチのそれは前205/45、後ろ225/45の前後異サイズで、ZR17規格のミシュラン・パイロット・スポーツという高性能タイヤを履いていた。 まるでミドシップ、あるいはRRのスポーツカーである。ただし、この場合のZRには240km/h以上の走行を受け付けるという速度域保証にではなくて、パイロット・スポーツというハイ・パフォーマンス・タイヤであることに意味がある。 前後・左右の重量配分は50:50。ホイールベースのフロア下にリチウム・イオン電池を敷き詰めている。それゆえ低重心で、サスペンションは4輪ストラットの独立式なので、ホンダ車にあったリアが跳ねることもない。と一瀬氏は語っている。 モーターの制御にはノーマルとスポーツの2つのモードがある。アクセル・ペダルだけで加速から停止までをマネージするシングル・ペダル・コントロールのオン/オフや、ブレーキの減速度をステアリングのパドルで調節出来る。 RRの採用によって前輪の切れ角を大きくとることができ、4.3mという小さな回転半径を実現してもいる。これはホンダの軽自動車の4.6mより小まわりが効くということだ。

【関連記事】