Bリーグ『千葉ジェッツ』2020-21シーズン悲願達成へ燃え上がる決意
藤永佳昭に聞いた「今季に懸ける想い」
全世界を襲った未曾有の事態を乗り越えて、来るべき新シーズンに向けて本格的に始動した千葉ジェッツ。悲願のBリーグ制覇を目指すチームをタフなディフェンスで支える藤永佳昭選手に今季に懸ける想いを聞いた。 ※プレー写真はB.LEAGUE2019-20シーズン時 千葉ジェッツ 2020-21シーズン試合日程 ―千葉ジェッツというクラブ、チームにはどんな印象を持っていますか? 「すごく強いチームだし、勝たなければいけないチームだなというのを感じています。それに千葉ジェッツのアリーナの雰囲気、ブースターはリーグで一番だと思っています。常々ああいう会場で試合をしたいと思っていましたし、あの真っ赤に染まるアリーナで試合をすること、ブースターの大きな声援にいつも力をもらっています」 ―昨季は千葉ジェッツに入団して以降、平均出場時間が最多でした。自身のプレー面での変化や出場時間が増えるきっかけとなった試合はありましたか? 「オフェンスの面でより積極的になったと思います。自分がオープンになったら以前よりも積極的にシュートを打つようになりました。昨季プレータイムが伸びたのは年明けすぐのA東京戦(第16節/1月4日、5日)がターニングポイントだったと感じています。あの2試合でそれまで連敗がなかったA東京に連勝することができて、そこから徐々にプレータイムも増えていったのかなと思います。大野篤史HCからも入団時から『積極的にシュートを打っていけ』と言われているので、千葉ジェッツに入団してからはオフェンス面をより意識するようになったと思います」 ―中止になった昨季を経て今季に懸ける想いは相当強いのではないですか? 「チームとしても徐々に良くなってきている最中だっただけに昨季のシーズン中断は残念でした。2度ファイナルで負けているので今度こそというのは全員が思っていますし、勝たなきゃいけないという責任もあると思うので、今季は必ず優勝したいです。とはいっても、先を見過ぎずにコツコツやっていければいいなと思っています。個人としてはファイナルのコートにしっかりと立って優勝に貢献したいという気持ちがすごく強いです。2019年のファイナルではコートに立つことができなかったので。ファイナルをベンチから見ていて、あの舞台に立たなければと感じていましたし、昨季もそれを意識してプレーしてきた部分はありました」