「四脱しないよう」意識した山下健太。ダブルタイトル獲得の坪井翔「もう一度ポール・トゥ・ウイン」【スーパーGT最終戦GT500予選会見】
12月7日、三重県鈴鹿市に位置する鈴鹿サーキットで、台風の影響で開催が延期となっていたスーパーGT第5戦が開幕。同日午後、最終戦として行われる『SUZUKA GT 300KM RACE GRAND FINAL』の予選が実施され、坪井翔と山下健太組の36号車au TOM’S GR Supraがポールポジションを獲得した。この予選でチャンピオンを確定させた両名が会見に出席し走行初日を振り返るとともに明日の決勝への意気込みを語った。 【写真】スーパーフォーミュラに続きスーパーGTでもタイトルを獲得した坪井翔 ■Q1担当 山下健太(au TOM’S GR Supra) タイム:1分43秒737 「ポールポジションが獲れてうれしいです。ホッとしています」 「ポールを獲ったらシリーズチャンピオンも決まると分かっていた分、午前中のフリー走行では思ったよりも走れなくて若干の不安を抱えていました」 「チャンピオンがかかっている予選は、120%のアタックというよりは『四脱しないように(トラックリミットを超えないように)』気を遣いながら走っていました」 「その中でうまくまとまったかと言うと、思い当たるミスもふたつくらいあったので微妙なアタックでしたが、トップと100分の6秒差くらいで3番手だったので最低限のことはできていたのかなと。でも、本当はトップが良かったと思っています」 ――決勝レースへの意気込み 「この状況から6位フィニッシュになってもすごく白らけてしまうので(会場に笑い) 今年最後のレースをしっかりと勝って、気持ちよく終わりたいと思います!」 ■Q2担当 坪井翔(au TOM’S GR Supra) タイム:1分43秒271 「観戦されている方からすると、若干空気が読めない結果となってしまいました(苦笑)」 「しかしドライバーとしてはスーパーGTは最後まで何が起こるか分からないので、やっぱり予選で決めたいという思いがありました。まずはしっかりとポールを取ることができてよかったです」 「山下選手も言っていましたがQ1もQ2も置きにいった感じになり、いつもの予選のように気持ちよくはアタックできていませんでした。合算タイムではポールですけど、ふたりとも3番手タイムで各々思うことがたくさんあった予選だと思います」 「ただ、チャンピオンを獲るうえでは大事なことですし、しっかりとリスクマネジメントができた結果かなと思います」 ――決勝レースへの意気込み 「開幕戦はポール・トゥ・ウインで、ノーウエイトのレースを勝ち切ることができました。今回もポールポジションが獲れました。ハンデがないレースでしっかり勝つというのが大事になってくると思いますので、チャンピオンらしいレースをして最終戦でポール・トゥ・ウインを飾れるように頑張ります」 [オートスポーツweb 2024年12月07日]