岸和田市長「不倫関係」を会見で謝罪 性加害は否定し女性側と食い違い 市長を続ける考え
女性との性的関係をめぐり、解決金500万円を支払って和解した岸和田市の永野市長が6日、女性と不倫関係にあったと説明し、謝罪しました。 一方で、性加害については否定し、女性側の主張と食い違ったままです。 女性側の代理人弁護士によりますと、永野市長は1年半にわたり府内の女性に対して性的関係を強要していたとして女性に提訴され、先月和解が成立していました。 永野市長はこれまで、秘匿にされた裁判の内容については話せないとしていて、所属する大阪維新の会は4日、永野市長に対し「離党勧告」処分を出しています。 翌5日に永野市長は報道陣の取材に対し、「さらなる説明責任を果たすためにもう少し話したい」と述べ、和解内容について開示できるかどうか女性側と協議する考えを示しました。 6日の会見では、市長でありながら女性と不倫関係にあったと説明し謝罪しました。 永野市長は「(女性と)対等な人間関係だと思っていたが、世間から見ると年齢的なものもあるし、公人であるとかもあるので、上下関係があると言われてもしかたない」としていますが、関係については「セクハラとかパワハラにあたるようなものではない」と述べ、性加害については改めて否定しました。 永野市長は「しっかり尽くしていきたい」として市長職を続ける考えで、市議会は9日の本会議で、市長に再度説明を求める方針です。 また大阪維新の会は永野市長に対し、8日までに説明責任が果たせなければ「除名」するとしていて、週末には綱紀委員会を開き改めて処分について検討するとしています。
ABCテレビ
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