【阪神JF】アルマヴェローチェ2歳女王 岩田望来騎手61回目挑戦で悲願のGⅠ制覇「やっと勝つことができた」
今後は未定も「オーナーと相談してからになりますが、桜花賞(4月13日、阪神、GⅠ、芝1600メートル)にむけていければ」と指揮官。若き人馬の未来は、どこまでも明るい。(山口大輝)
◆父・岩田康騎手「よかったです。やっとGIを勝てた。ずっと目標にしていたんで。これでひとつ勝ったんで、ポンポンといってくれれば。(レースは)見ましたよ。望来、望来、望来ってなりました(笑)。今まで以上に活躍できるように乗ってほしいですね」
■アルマヴェローチェ 父ハービンジャー、母ラクアミ、母の父ダイワメジャー。黒鹿毛の牝2歳。栗東・上村洋行厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は大野照旺氏。戦績3戦2勝。獲得賞金8560万円。重賞は初勝利。阪神JFは岩田望来騎手、上村洋行調教師ともに初勝利。馬名は「武器(伊)+冠名」。
■岩田 望来(いわた・みらい)2000(平成12)年5月31日生まれ、24歳。兵庫県出身。栗・藤原厩舎所属として19年3月2日の阪神1R(ルプレジール4着)でデビューし、同30日の阪神5R(ポップフランセ)で初勝利。同年37勝を挙げて新人騎手特別賞。22年京都牝馬S(ロータスランド)で重賞初勝利。昨年5月から栗・フリー。8日現在、JRA通算4590戦503勝(重賞はGⅠ1勝を含む12勝)。161・4センチ、52・0キロ。父はJRAの岩田康誠騎手。
★アラカルト
◆岩田望来騎手 4回目の騎乗で初勝利。これまでの最高は2019年(ボンボヤージ)の10着。JRA・GⅠは61回目の騎乗で初勝利。これまでの最高は22年高松宮記念(ロータスランド)、23年秋華賞(マスクトディーヴァ)の2着。重賞はシリウスS(ハギノアレグリアス)以来で今年5勝目、通算12勝目。
◆上村洋行調教師 管理馬2頭目の出走で初勝利。前回は22年(ムーンプローブ)の17着。JRA・GⅠは大阪杯(べラジオオペラ)以来で通算2勝目。重賞も大阪杯以来で今年3勝目、通算6勝目。