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【2020ドラフト候補ランキング:31~50位】高校球界を代表する右のスラッガーや社会人の速球派右腕がランクイン

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THE DIGEST

 1月にいち早く2020年のドラフト候補ランキングを発表したが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で多くの大会が中止となる異例の年となった。前回1位だった山崎伊織(東海大)がトミー・ジョン手術を受けて、社会人入りを表明したこともあり、大きく順位が変動した。今後の注目はやはり高橋宏斗(中京大中京)の動向だ。このままプロ志望届を提出しなければ、また大きく順位が変わる。大学生、社会人はここから公式戦が本格化するだけに、再び浮上してくる選手も多く出てくるだろう。最終版はドラフト直前に発表する。 【表】2020ドラフト候補ランキング1~50位一覧 ▼31位:井上朋也[三塁手兼外野手・花咲徳栄高](前回順位:46位) (いのうえ・ともや/右投右打)  高校生の長距離砲タイプではナンバーワンの右のスラッガー。甲子園での交流試合では不発に終わったものの、力強いスウィングは明らかにレベルが違った。サードの守備も問題なくこなしており、将来の中軸候補が欲しい球団には魅力的な素材だ。 タイプ診断:#長距離砲 ▼32位:大江克哉[投手・NTT西日本](前回順位:ランク外) (おおえ・かつや/右投右打/塔南高→花園大)  社会人の先発タイプでは屈指の実力を誇る右腕。ストレートは140キロ台中盤がアベレージだが、球持ちが長いため打者は差し込まれることが多い。力みなくコーナーに投げ分ける制球力も高く、プロでも先発として期待できるだろう。 タイプ診断:#先発タイプ #制球力 ▼33位:山野太一[投手・東北福祉大](前回順位:31位) (やまの・たいち/左投左打/高川学園高) タイプ診断:#安定感  高校時代からセンスの光るサウスポー。大学でも早くから主戦として活躍しており、リーグ戦では圧倒的な成績を残している。少し調子の波があり、昨年秋の明治神宮大会では早々に降板しただけに、最後のシーズンでは圧巻のピッチングに期待したい。 ▼34位:根本悠楓[投手・苫小牧中央](前回順位:ランク外) (ねもと・ゆうが/左投左打) タイプ診断:#制球力 #ミスター0  中学軟式では全国大会決勝で完全試合を達成。多くの誘いを受けたが地元の高校に進み、着実に力をつけてきた。常時140キロを超えるストレートをコーナーに投げ分ける投球は安定感抜群。この夏も31回連続無失点と見事な投球を見せた。 ▼35位:森井絃斗[投手・セガサミー](前回順位:12位) (もりい・げんと/右投右打/板野高) タイプ診断:#剛腕  高卒3年目の社会人投手では馬力ナンバーワンの迫力を誇る本格派右腕。スピードの割に空振りが奪えず、スタミナ面にも課題は残るが球威はかなり魅力だ。都市対抗予選でどこまでの投球を見せられるかで評価が大きく変わることになるだろう。 ▼36位:佐々木健[投手・NTT東日本](前回順位:30位) (ささき・たける/左投左打/木造高→富士大)  スピードは社会人でも屈指の本格派サウスポー。しかし調子の波が大きく、立ち上がりが不安定で試合を作れないケースが多いのは課題だ。能力の高さは申し分ないだけに、あとはどこまで安定感をつけられるかが重要になってくるだろう。 タイプ診断:#本格派 ▼37位:常田唯斗[投手・飯山](前回順位:ランク外) (ときだ・ゆいと/右投右打) タイプ診断:#赤丸急上昇  昨年夏の甲子園で打ち込まれてから急成長。見るからに体つきが大きくなり、楽に投げて140キロ台をマークするようになった。変化球もレベルアップし、カットボールは高校生レベルのボールではない。将来性は高校生投手の中でも指折りだ。 ▼38位:加藤翼[投手・帝京大可児](前回順位:ランク外) (かとう・つばさ/右投右打) タイプ診断:#未完の大器  最速153キロを誇る本格派右腕。まだ体つきは細く、リリースにばらつきはあるものの、指にかかった時のボールの勢いは目を見張るものがある。チームの方針で無理使いされていないだけに、ここからどこまで成長するかも楽しみな部分が多い。 ▼39位:牧原巧汰[捕手・日大藤沢](前回順位:ランク外) (まきはら・こうた/右投左打) タイプ診断:#強肩強打  抜群のパンチ力が光る強打の捕手。昨年夏は3本、今年の夏は2本のホームランを放つなど、ボールを飛ばす力は高校球界でも屈指だ。安定した捕球、ブロッキングと素早い送球でも目立ち、打てる捕手の素材としては高校ナンバーワンと言えるだろう。 ▼40位:河村説人[投手・星槎道都大](前回順位34位) (かわむら・ときと/右投右打/白樺学園高)  スケールの大きさでは大学球界でも指折りの大型右腕。190cmを超える長身から投げ下ろす角度抜群のストレートは大きな魅力。大型だが意外に器用で制球力も悪くない。ピンチで粘れるようになれば、さらに評価は高くなりそうだ。 タイプ診断:未完の大器 ▼41位:中山礼都[遊撃手・中京大中京高](前回順位:41位) (なかやま・らいと/右投左打)  高校生のショートでは土田と並ぶ存在。特に広角に打ち分ける打撃は見事で、甲子園での合同練習会では一人だけレベルの違うミート力を見せた。守備の安定感も年々アップしてきており、プロでもショートとして勝負できる素材である。 タイプ診断:#三拍子 ▼42位:山本晃希[投手・日本製鉄かずさマジック](前回順位:ランク外) (やまもと・こうき/右投右打/熊毛南高→九州国際大) タイプ診断:#本格派  高校時代から評判の本格派右腕。昨年は150キロを超えても打たれる場面が目立ったが、今年は変化球の制球力が向上して安定感がアップした。力で押すリリーフでの投球も魅力だが、先発としても結果を残せていることは大きなプラス要因だ。 ▼43位:小牟田龍宝[投手・青森山田](前回順位:ランク外) (こむた・りゅうほう/右投右打) タイプ診断:#躍動感  東北ではナンバーワンの呼び声高い本格派右腕。下級生の頃から先輩の堀田賢慎(巨人)とともに活躍し、昨年秋は故障に苦しんだが最終学年で見事に復活を遂げた。流れのスムーズなフォームは躍動感があり、140キロ台中盤のストレートは勢い十分だ。 ▼44位:笠島尚樹[投手・敦賀気比高](前回順位:26位) (かさしま・なおき/右投右打)  昨年夏の甲子園では2年生エースとして見事なピッチングを披露。コーナーを突く制球力は高校生離れしたものがあり、打者を簡単に打ちとる投球ができる。ボール自体の力はそこまで感じないが、センスの良さは高校球界でも指折りだ。 タイプ診断:#安定感 ▼45位:佐藤宏樹[投手・慶応大](前回順位:11位) (さとう・ひろき/左投左打/大館鳳鳴高)  東京六大学を代表する本格派左腕。1年秋に防御率1位と華々しいデビューを飾ったが、その後は故障に苦しんでいる。今年もヒジの手術を受けて夏にようやく実戦復帰した段階。素材の良さは間違いないだけに、どこまで復調した姿を見せられるかに注目が集まる。 タイプ診断:#本格派 #未完の大器 ▼46位:小郷賢人[投手・東海大](前回順位:23位) (おごう・けんと/右投右打/関西高)  最速155キロを誇る東海大のクローザー。故障が多く、なかなか安定した投球が続かないのは難点だが、ボールの力は大学球界でもトップクラスなのは間違いない。故障からの復帰登板となる秋のリーグ戦ではどこまで結果を残せるかに注目したい。 タイプ診断:#剛腕 #リリーフタイプ ▼47位:萩原哲[捕手・創価大](前回順位:47位) (はぎわら・てつ/右投左打/日南学園高)  1年春から不動のレギュラーとして活躍している強肩強打の捕手。素早いスローイングはアマチュア球界でもトップクラスで、キャッチングの安定感も光る。打撃には少し波があるものの、パンチ力と広角に打ち分けられるのは魅力だ。 タイプ診断:#強肩 ▼48位:赤上優人[投手・東北公益文科大](前回順位:ランク外) (あかがみ・ゆうと/右投右打/角館高)  高校時代は野手も、大学で投手に専念して急成長。スピードは150キロを超えるまでになり、一躍リーグを代表する投手となった。この1年で制球力、変化球も大きくレベルアップ。同大学から初となるNPB入りの可能性も高いだろう。 タイプ診断:#剛腕 #地方大学 ▼49位:森田駿哉[投手・Honda鈴鹿](前回順位:39位) (もりた・しゅんや/左投左打/富山商→法政大)  富山商時代から大器と評判の大型サウスポー。大学では故障に苦しんだが、社会人では復活の兆しが見えてきている。都市対抗予選でしっかりとアピールすることができれば、指名圏内に入ってくる可能性は十分にあるだろう。 タイプ診断:#復活 ▼50位:二俣翔一[捕手・磐田東](前回順位:ランク外) (ふたまた・しょういち/右投右打)  地肩の強さでは高校ナンバーワンの捕手。投手としても140キロを超えるスピードを誇り、セカンドベース上でも全く勢いが落ちずに伸びるスローイングは迫力十分。打撃も昨年秋から確実にレベルアップしており、脚力も光る存在だ。 タイプ診断:#強肩 文●西尾典文 【著者プロフィール】 にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「プロアマ野球研究所(PABBlab)」を2019年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。

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