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ブラジル人FWルーカスの心を揺さぶった「美しき応援」 異国の地・日本で愛された理由は?

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Football ZONE web

【あのブラジル人元Jリーガーは今?】ルーカス(元FC東京、G大阪):後編――04年ナビスコ杯準決勝でハットトリックを達成

 元ブラジル人Jリーガーのルーカスは、ストライカーとして、またトップ下として、通算9年半もの間、日本でプレーした。スピードや技術に加え、経験とインテリジェンスを駆使したスタイルで、所属したFC東京(2004~07、11~13年)でも、ガンバ大阪(08~10年)でも、チームメートやサポーターに愛される存在だった。  そんなルーカスだが、最初に日本に行った時は大変だったと振り返る。 「初めてFC東京に行った時は、印象的だったよ。ビッグクラブになるんだという夢に向かう、クラブや選手、サポーターのあの雰囲気に本当に魅了された。ただ、適応するのに半年かかったんだ(笑)。ブラジル人のMFケリーとDFジャーンに支えられて、日本人のチームメートやスタッフにもいつも励まされて。それに、当時の監督だった原(博実)さんが、ゴールを決められない僕を起用し続けてくれた。チーム練習後、フィニッシュの練習に付き合いながら、いろいろなことを伝えてくれたり、彼の信頼には感謝ばかりだよ」  忘れられない試合がある。彼自身、「僕がまだ日本ではあまり知られていなかった時期」と語る1年目のことだ。 「2004年のナビスコカップ(現ルヴァンカップ)準決勝。みんなの結束力によって、僕はハットトリックを決めたんだ。しかも、3点目はゴールデン(決勝)ゴール。チームの決勝進出を手助けすることができた。その後、浦和レッズとの決勝で、FC東京はクラブ初タイトルを達成したんだ」  その後、すべてが順調だったFC東京で4年を過ごし、G大阪に移籍したのは悩み抜いての決断だった。 「サポーターやチームメートたちとの絆は強かったし、キャプテンを任されるほど信頼されていた。僕の心、僕の愛は、いつもFC東京とともにあった。だけど、僕には何かもっと“挑戦”が必要だと思うようになっていたんだ。そして、オファーを受けたガンバは、僕が興味を持っていたクラブだった。遠藤(保仁)や、山口(智)、明神(智和)、二川(孝広)たちの美しいサッカーを見るのが好きだったし、彼らと一緒にタイトルに挑戦したいと思えた。そして、そういう気持ちは選手として大事なことだとも考えた」

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