Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

本仮屋ユイカ、憧れの芸能界に22年 自身と重ねた役柄 そして音楽の存在:インタビュー

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
MusicVoice

 女優・本仮屋ユイカ(32)が、連続ドラマ『マイラブ・マイベイカー』(7月10日から順次配信・放送開始)で主演を務める。らくだ著コミック『マイ ベイカー』が原作。明るくて頑張り屋のパン屋の店長役で、新人アルバイト(飯島寛騎)との不器用な恋愛模様を描く。パン屋に憧れてその夢を叶えた主人公に自身を重ねた。憧れの芸能界に22年。ヒロインを演じたNHK連続テレビ小説『ファイト』のテーマソングが流れれば、芝居に必死に食らいついた当時の青春が蘇る。本仮屋にとって音楽とは…。【取材・撮影=木村武雄】

解き放つ音楽、パン作り練習で役柄に近づいた

 「自分を解放してくれる存在です」  10歳で芸能界入り。TBS系ドラマ『3年B組金八先生』への出演や、NHK連続テレビ小説『ファイト』では主演を務めた。ドラマで使用された主題歌やテーマソングが流れると「必死だった当時に帰れます」。旋律は青春時代の香りを運ぶ。  自身を型にはめがちで、それを解いてくれるのは音楽の力でもあると語る。  一方『マイラブ・マイベイカー』では、感情を解き放つ場面もあった。  「今まで芯の強いキャラクターを演じることが多かったですが、自分のこだわりに対して感情を露わにするというのは初めてでした。職人ならではの物づくりに取り組む真剣さを演じていて楽しかったです」  新たな一面がのぞく。  演じるのは、先代から受け継いだパン屋を切り盛りする店長・小岩美々子。  「彼女は、憧れていたパン屋で働くことを叶え、私も憧れて芸能界に入り、今もこうしてお仕事が出来ています。彼女にとってのパン作りと、私にとっての表現はきっと一緒なんだろうと思いました」  本仮屋自身、大学在学中に知人の母にパン作りを教わったことはあるが、パン職人を演じることは「思ってもいませんでした」。役作りのため、クランクイン前から専門家指導の下でパン作りを練習。撮影期間中も休憩時間を利用して励んだ。「それでも全然できなくて…」とはにかむが、「難しく大変でしたが、練習することで美々子に近づくことができたと思います」  美々子はパンに夢中になるあまり周りが見えなくなることもある。それも彼女の魅力だと語る。「パンを愛し、パンを愛してくれる人をすごく愛している。すごく純粋ですし、真っすぐで熱い。だからこそ人が見て分かるようなところも分からないところがあります」  それを象徴するシーンがある。バイトの北が良かれと思ってパンにアレンジを加えるが、美々子は激昂する。「彼女にとっては、自分の作ったそのパンを愛してくださっているお客さんがいる。それは、自分が生きている証し、意味だといえるほど大切なもの。だからあれほどの気持ちが溢れたんだと思います」  パンに情熱を注ぐ美々子だが、愛くるしさもある。印象的なのは酒に酔い薫に身を預けるシーン。「北くんへの信頼があのシーンが伺えると思います」。普段酒を飲まない本仮屋は「本当に酔っぱらうんです」と楽しんで演じた。「どこに足を置くか、転ぶかは計算しないで全部飯島さん任せ。飯島さんが抱え損ねると頭を打つ。それだけ体を預けていました。生傷もありましたし、本気でした」と笑顔で振り返る。酒に酔うシーンは撮影現場も和み、キャストやスタッフとの距離も縮まるといい「あのシーンは好きです」  パンのことには実直で感情も露にするが、恋愛となると「好きなのに気持ちを伝えられない」と一歩踏み出せないでいる。  「出てくるパンは可愛いですし、後半になるにつれて恋愛の糸が絡まってきます。前半と後半とでは物語の色が変わります。“ムズキュン”と聞いた時はピンときませんでしたが、予告を見て確かにするなと。もどかしく、ときめくシーンが満載です。ぜひ楽しんでください」  インタビューでは音楽について聞いた。ここからは一問一答。

【関連記事】