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石川の飲食店、業態で明暗 コロナの影響回復具合

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北國新聞社

 新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少した石川県内の飲食店で、業態によって回復具合の明暗が分かれている。チャンピオンカレー(野々市市)では、持ち帰りカレーの注文が平常時の約2倍に増え、店頭の6、7月の売り上げは、前年同月比で約90%まで回復した。一方、居酒屋は客の戻りが鈍く、来店意欲を高める企画を打ち出しているものの、閉店する店も出ている。

 チャンピオンカレーの売り上げは緊急事態宣言が出ていた4月中旬から5月中旬が、前年同期比で約60%だった。5月後半は約70%に持ち直し、6、7月はさらに回復した。

 同社は昼の営業時間帯の売り上げが大きく、持ち帰り商品も好調だったため回復が早かったと分析している。6月には海外1号店となる店舗を米カリフォルニア州に開いた。南恵太社長は「米国もコロナが市民生活に大きい影響を及ぼしている。内食需要は高く、今後さらに伸びるはず」と話した。

 ハチバン(金沢市)の8番らーめんでは、4月の売上高は昨年同月比で65%、5月が55%だったが、6、7月は82%まで回復した。ドライブスルーを併設する店舗は利用率が3倍に増えたため、同社はドライブスルー併設店舗を増やしていく考えだ。

 北陸三県でピザ店14店舗を運営するテキサスハンズ(福井市)も売り上げが好調で、8月7日にツタヤ大桑店内で4号店を開く。秋には白山市に新店を出す予定で、富山、高岡両市への出店も計画している。

 持ち帰りとは対照的に、居酒屋は苦戦を強いられている。

 「周囲にはもうやめようかという居酒屋もある。このままではコロナが落ち着くまでに多くの店がなくなってしまう」。あまつぼ(金沢市)の雨坪毅樹社長は危機感をあらわにした。

 同社の売り上げは国内の感染拡大が落ち着いていた6月下旬に回復の兆しをみせたが、首都圏などで感染が広まった7月以降、再び客が減った。同社は金沢おでんの食べ歩きが楽しめるスタンプラリーや、旧盆や新盆に「おせち」を提供する企画に参加しているが、売り上げは依然厳しい。