【画像流出】新型BMW M5 CS デザインが明らかに パフォーマンス重視の装い
サーキット走行に重きを置いたセダン
text:Piers Ward(ピアーズ・ワード) translator:Takuya Hayashi(林 汰久也) 【写真】M5の最強モデル【BMW M5 CSをM5コンペ/M4/M3と写真で比較】 (125枚) ハードコアな新型BMW M5 CSは今月下旬に発表される予定だが、インスタグラム(CocheSpias氏のアカウント)に投稿された4枚のリーク画像により、そのデザインの特徴が明らかになった。 軽量でサーキット走行を重視したM5 CSは、アグレッシブなカーボン製のボディパーツ、大型のボンネット・エアインテーク、イエローのヘッドライト、専用ホイールデザインなどを備え、標準のM5コンペティションとは一線を画すものと思われる。 画像からはそれ以外のことはほとんど分からないが、赤いブレーキキャリパーが制動力の高さを示唆している。インテリアは標準モデルほぼ同じだが、アルカンターラのステアリングホイールがパフォーマンスへの意欲を表している。 昨年末、BMW Mのマーカス・フラッシュCEOは、インスタグラムの投稿でM5 CSのエンジン出力を明かした。M5コンペティションの625psよりも高い635psを発揮し、0-100km/h加速は「3秒近い」とされている。 インスタグラムの投稿の背景には「You shall drift everyday」というサインが記されており、このクルマの性格を物語っているものと思われる。
ブロンズカラーがアクセントに
M5コンペティションより70kgの軽量化が施されており、どこで重量を削っているのかは現段階では不明だが、M3やM4と同様にカーボン製のバケットシートが採用されることは確認されている。 しかし、多くの軽量モデルとは異なり、M5 CSにはリアシートが搭載されるため、パフォーマンスのために実用性が完全に犠牲になっているわけではないようだ。 フラシュCEOはまた、M5とは一線を画すデザインの一部を公開している。フロントグリル周り、鍛造アロイホイール、サイドストレークがゴールドブロンズとなっている。また、フロントグリルには「M5 CS」のバッジがさりげなく添えられている。 カーボンセラミックブレーキにはレッドキャリパーを採用。珍しいことに、モータースポーツの伝統に敬意を表して、イエローのヘッドライトも装備している。 フラシュは詳しいマシンセッティングについては言及していないが、専用エグゾーストや強化サスペンションの採用を期待したいところだ。 価格もかなり高額になるだろう。M5が英国で10万2235ポンド(1415万円)からとなっているが、それをはるかに超えるはずだ。
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