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「レバノンは日本の1000倍良い」…カルロス・ゴーンの「優雅な逃亡生活と」元妻の「悲痛な心境」

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文春オンライン

 日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(66)の元側近で、金融商品取引法違反罪に問われた同社元代表取締役、グレッグ・ケリー被告(64)。その初公判が同被告の誕生日でもある9月15日、東京地裁で開かれた。検察側は2人が共謀し、ゴーン被告の報酬総額を有価証券報告書に約91億円少なく記載したと主張。これに対し、ケリー被告は「共謀に関与していない」と無罪を主張した。 【写真】この記事の写真を見る 「ゴーン被告が昨年末、レバノンに逃亡したため、主役不在で争われる異例の裁判となります。公判は今後、隔週で週4回という頻度で開かれる予定。年内の証人尋問は司法取引を行った元秘書室長で占められ、来年2月には西川廣人前社長らも出廷する方向です。ケリー被告はゴーン被告の逃亡について『法廷で証言して欲しかった』と口にしていました」(社会部デスク)  そのゴーン被告はレバノンへの逃亡後、高級リゾート地でスキーを満喫するなど悠々自適の生活を送ってきた。最近も知人らと会食を重ね、関西空港からの“脱出劇”を得意げに語っていたという。7月には海外メディアのインタビューで「レバノンは日本の1000倍良い」と言い放っていた。 「8月4日に首都・ベイルートの港で大爆発事故が発生しましたが、ゴーン被告の邸宅は港から数キロ離れた住宅街にあり、窓ガラスが割れる程度の被害で済んだようです。事故の瞬間も山あいの別荘地に居たそうで、難を逃れました」(現地ジャーナリスト)

前妻がフェイスブックで綴った悲痛な心境

 ゴーン被告の“逃亡生活”を支えるのが、妻のキャロル容疑者だ。事件関係者と多数回やり取りしていたにもかかわらず、証人尋問で「知らない」と偽証した疑いで国際手配されている。 「キャロル夫人は偽証容疑について『冗談のようだ』と語っていました。ゴーン被告は知人との宴席で『新たな人生を送れるのはキャロルのおかげ』などとのろけているようです」(同前)  だが、ゴーン被告が“新たな人生”を謳歌する陰で、多大な恐怖を抱いている女性がいる。「週刊文春」(18年5月24日号)でDV被害を告発した前妻・リタさん。彼女の生活拠点の一つもレバノンだ。リタさんは4月下旬、フェイスブックで悲痛な心境を綴っている。 〈彼が逃亡者になってから、私は自分がレバノンには戻れないことに気が付いた。なぜならレバノンの大統領が彼を守ろうとしていた〉 〈彼は私を殺すと脅した。私が死んだら、彼のイリーガルな結婚(註:リタさんはブラジルやレバノンでは離婚が成立していないと主張)は合法的になる。私は絶望し、これ以上戦う意志を失った。誰も私を守ってくれない〉 “逃亡者”を守ってくれるレバノンの地で、ゴーン被告は「公判が楽しみだ」などと嘯いているという。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年9月24日号

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