長野Ｗ杯に参戦中のレールダムは自身のインスタグラムで活動を報告（＠juttaleerdamより）

◆スピードスケート◇Ｗ杯第１戦　第２日（２３日、長野市エムウェーブ） 　女子１０００メートルで２２年北京五輪銀メダルのユッタ・レールダム（オランダ）が、１分１４秒９６で２位に入った。レース後に取材に応じ、人気ユーチューバーでプロボクサーのジェイク・ポール（米国）との順調な交際を認めた。「彼は私にとって、とても大切な人。素晴らしいボーイフレンドで支えになってくれている。彼はいつも私が刺激を与えていると言ってくれるし、彼も私に刺激を与えてくれる。私たち２人はそれぞれの夢と目標を追いかけ、そのために一生懸命頑張っている」と語った。 　ポールは約２０００万人のＹｏｕＴｕｂｅ登録者数を誇り、１５日（日本時間１６日）には元３団体世界ヘビー級統一王者で５８歳のマイク・タイソン（米国）とノンタイトル戦を行って大きな話題を集めた。米テキサス州での試合は３―０で判定勝ち。この際、白のドレス姿でともに会場入りしたことで注目されたのがレールダムだった。 　米国での現地観戦から約１週間で日本でＷ杯開幕を迎えた。移動を含めてタイトな日程とはなったが「ボーイフレンドを応援するためにそこに行くことは、とても重要。幸せであることは、シーズンでより良いパフォーマンスをするのにも役立つ。だから（応援に）行くのはとても簡単な決断だった」と振り返った。 　タイソン戦から受けた刺激も大きかった。「とても面白い戦いで、史上最大のスポーツイベントとなった。それは本当に素晴らしい成果で、とても誇りに思う」。自身は２６年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を見据え、今季は来年３月の世界距離別選手権での優勝を目標に掲げる。「まだシーズンは序盤。こうして結果が出たことは良かったが、目標は３月に世界チャンピオンになること」と意気込んだ。