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旅人マリーシャの世界一周紀行:第269回「放浪の旅先でスローライフを選んだ日本人イラストレーター」

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週プレNEWS

今週も「#おうちたび」ということで、昨年のスペイン旅をお届けしたいと思います。 * * * 【写真】あお木さんのほっこりするイラスト 私がスペインのナバーラ州にある小さな街・エステーリャで、ミニ牛追い祭りや地元の人との触れ合いなど貴重な体験ができたのは、現地に住む日本人、あお木たかこさんのおかげ(前回記事)。 私は彼女と出会って、スペインでのスローライフやその素敵な仕事に感銘を受けた。今回はそのことを書いてみたいと思う。 当時、街はちょうど1週間続くお祭り期間で、私の泊まる宿の前の広場では朝から晩までいろいろなイベントが繰り広げられていた。 たかこさんは、そこで現地の人たちと難民支援のチャリティー食事会(食事券の収益金が寄付されるというもの)を開催していた。その場にいたセニョール(おじさん)が、日本人同士だからと引き合わせたのだ。 この街に日本人は唯一彼女だけ(まさに『世界の村で発見!こんなところに日本人』である)。ここに住み始めて住民登録した際、市役所でそう言われたそうで、その後も日本人がいるという噂は聞かないとか。この小さな街では、日本人がいればすぐ耳に入るのだ。 スペインに暮らし始めて11年。初めはマドリードに住んでいたが、ある日カミーノ(聖地巡礼)でエステーリャを訪れた時から交流が始まり、ここに住んで6年が経つ。すっかり地元の人に受け入れられ、お祭りでは地元の仲間しか参加できないソサエティ「LA BOTA」にも呼ばれ、ついでに私まで参加させてもらった。 彼女がスペインに住むようになったのは、第2の人生を別の環境で始めてみようかと、放浪の旅をした先がたまたまスペインだったからだそうな(旅の先輩だ!)。 人はそれぞれ人生で様々な体験をするが、何かの出来事をきっかけに旅に出る者も少なくない。そして旅を終えた後、現実世界(と私は呼んでいる)に還る者もいれば、他の新しい世界を選択する者もいる。

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