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稲葉陽八段「うまくハマれば優勝も」と手応え感じる3人組に他棋士は「何が出てくるかわからないびっくり箱」/将棋・AbemaTVトーナメント

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ABEMA TIMES

 穏やかな口ぶりから、さらりと「うまくハマれば優勝できてもおかしくないチームだとは思っています」と、自身に満ちた言葉が飛んできた。プロ将棋界初となる団体戦となった第3回AbemaTVトーナメント。3人1組のチームを構成するためのドラフト会議で、チームリーダー・稲葉陽八段(31)は競合抽選の末、1巡目に若手のエース格・佐々木大地五段(24)を獲得。2巡目には早指し巧者の山崎隆之八段(39)を単独指名した。バラエティに富んだ顔ぶれで、ライバルチームからは早くも「何が出てくるかわからないびっくり箱のよう」と表現されるほどだ。 【映像】将棋界初のドラフト会議  4月4日に放送されたドラフト会議。直後に取材に応じた稲葉八段は、将棋界初のドラフトについて「リーダーのそれぞれの個性が見えましたね。棋士は駆け引きが好きだなと。それぞれ戦略を練っていましたね」と振り返った。多数の重複必至と見られていた藤井聡太七段(17)については「もっと指名と入ると思った」というとおり、大方の予想に反して2人のみ。稲葉八段が指名した佐々木五段は、佐藤天彦九段(32)とぶつかった。「違う棋士を指名しておけば、単独で行けるのではと思ったんですが」と想定外の自体に慌てたが、見事に右手で引き当て、成長著しい若手の獲得に成功した。

 2巡目には経験豊富で「早指しも得意だし、適正はある」という理由から山崎八段を指名。佐々木五段とともに、持ち時間5分・1手指すごとに5秒加算という独特な超早指しの経験者だ。リーダーである自分が未経験だったということもあってか「出たことがある人をとも思いました」と、指名のポイントに挙げた。  この3人の組み合わせに驚いたのが同世代の糸谷八郎八段(31)だ。「何が出てくるかわからないびっくり箱みたいなチーム。統一感は全くないですね。稲葉さんは何を考えてこのチームにしたんだろう」と、まるで手が読めないといった様子だった。これに稲葉八段は「佐々木さんとは2年前ぐらいに将棋合宿をしたことがあります。山崎さんとは奨励会のころから将棋を教えていただいた長い付き合いです」と説明。将棋を共に研究するという点においては、しっかりと繋がっていた。  改めて見てみれば、それぞれ違った特徴を持つ3人が揃ったということで、バランスが取れたチーム構成。どんな相手が来ても、対応できるかもしれない。優勝候補には永瀬拓矢二冠チーム(永瀬・藤井聡・増田康)を挙げる声が多いが、稲葉八段が言うとおり「うまくハマれば」、一気に頂点へと駆け上がる。

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