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【婦人科医に聞く】更年期になりやすい高血圧、服薬の前にやるべき対処法2つ

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webマガジン mi-mollet

 「注意が必要」と言われる更年期症状の一つに、高血圧があります。ジワジワと血圧が上がってきたとき、いきなり薬で下げようとするのではなく、まずは食事や運動で下げる努力をすべき。女性にとって身近で気兼ねなく相談できる生涯のかかりつけクリニックを目指し、婦人科診療とエイジングケアの最先端治療をおこなっている『成城松村クリニック』の松村圭子院長が、アドバイスをくれています! 【写真】オーガニック生理用ナプキン5選を実際に広げて見てみると コニーさんからの質問

Q. 更年期のせいか血圧が不安定。更年期が終われば治まるもの?  

更年期のせいか、血圧が不安定です。昔は上が100を切るような低血圧でしたが、最近ジワジワと高くなってきていて、下が80台、上が120台後半くらいです。とはいえそれはまだ正常範囲。気になるのは、寝ているときに起こる動悸です。2時間おきくらいに強い動悸、発汗、異常な喉の乾きなどで目が覚めます。20~30分ほどして治まると少しウトウトして、また同じ症状で起きる、ということが毎晩3回くらいあります。そのときに血圧を測ってみたら、下は90台でしたが、上は140台にまで上がっていました。でも胸の痛みや息苦しさがあるわけではないし、起きているときは悩まされるほどの症状もありません。更年期による精神的なものなのかな、という気もします。その場合は、更年期が終わるまで放っておいてもいいのでしょうか? できるだけ血圧の薬は飲みたくない、というのが本音です。(46歳) 特別ゲスト 松村圭子先生の回答

A. 更年期に差しかかったら血圧は毎日測るようにしてください。

たしかに女性は、更年期になると血圧がジワジワ上がってきます。女性ホルモンというのは本当に様々な働きをしてくれていて、血管のしなやかさも保ってくれているのです。その女性ホルモンの手助けがなくなってくるうえ、更年期の年代というのは、仕事においても家庭においても様々なストレスが増える時期。それよって、さらに血圧が上がってしまうのです。 気をつけることとしては、ストレス源を取り除くことはもちろんですが、やはり食事も大事です。というのも皆さん、気づかないうちにけっこうな塩分をとっているからです。厚生労働省が推奨する1日の塩分摂取量は、男性は8グラム、女性は7グラムまでです。ラーメン1杯の塩分量が6グラムくらいありますから、ラーメンのスープまで飲んでしまうと、もうそれだけでほぼ1日分の摂取量なのです。日本人は、塩分が関係しない高血圧の方もわりと多いのですが、だからといって塩分を過剰に摂っていいことはありません。更年期を機に、ぜひ薄味を心がけるようにされてください。  実は私も先日、人生で初めて最高血圧が140台を記録してビックリしたのです。昔は最高血圧が90台と、低血圧なぐらいだったのに。たしかにそとのきは、直前に駅で迷子になってイライラはしていたのですね。血圧は年齢とストレスの影響がすごく大きいのだということを、身をもって知った出来事です。   PROFILE松村圭子(まつむらけいこ)1969年生まれ。広島大学医学部卒業。広島大学産婦人科学教室入局後、2010年に成城松村クリニックを開業。「女性にとって身近で気兼ねなく相談できる生涯のかかりつけクリニック」を目指して、婦人科診療とエイジングケアの最先端治療をおこなっている。また『女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本』(東京書店)、『女性ホルモンを整えるキレイごはん』(青春出版社)など著書も多数。 この人の回答一覧を見る山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『FRaU』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る 取材・文/山本奈緒子 

松村 圭子

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